インバスケットの解答例
インバスケットの解答例に対する期待
かなり多いです。受講者の皆さんからの質問やリクエストでこれについて。
けれど2つパターンの傾向に区分されるようです。
自分なりに解答したので参考にしたい
解答例の中から必勝法を掴みたい
前者である「自分なりの解答との比較」については理解できなくもないけれど、後者である「解答例からの必勝法の把握」については方向性が違うかなと考えます。
「解答例からの必勝法の把握」ーいわば多くの具体的事象からいくつか(あるいは単一)の優位性がある何かを洞察し、自身がその何かを使いこなすことを可能とするー、ここまでの水準な訳ですから、そんな受講者の皆さんは、私たち人材アセスメント業者が提供する解答例に頼らず、日常のようにインバスケット演習に臨んでいただければ「必勝」になるのかなと。
なので前者である「自分なりの解答との比較」についての期待であれば、私たち人材アセスメント業者でも期待にお応えしたいと意欲が高まってきます。
インバスケットの解答例のなせる効果
なので「自分なりの解答との比較」を目的としたとき、解答例がなせる効果については必勝法(メソッド)の発見ではなく、異なる領域や次元となります。
そうですよね。
受講者の皆さんが解答例に期待する効果は「自分なりの解答のレベルの認識」が真っ先にきます。
一方、私たちアセスメント業者が提供する解答例は、その期待に十分に応えられないことが多いようです…。残念ながら…。
これは受講者の皆さんに原因(責任)がある場合、私たち人材アセスメント業者に原因(責任)がある場合に区分されますが、当事者としてだったり、野次馬としてだったりで考えると、お互いさまかなといった結論になります。
(皆さん)パーフェクトで唯一の解答例を!
(業者)インバスケットでパーフェクトで唯一の解答なんぞ存在しない
(皆さん)そんな解答例のレベルまで本番のアセスメントで現実的に書けるか!
(業者)いや書く人いるし…
(皆さん)もっと沢山の解答例を出せ!
(業者)沢山出してしまったら商売にならないし
(皆さん)こんなヘンテコな解答例あるか!
(業者)申し訳ございません。それが弊社の実力です…
やはり、原因(責任)はお互いさまといえそうです。
インバスケットの解答例に対する期待と実情
受講者の皆さんは「自分のインバスケットの解答のレベルを把握したい」が大きな期待であり、人材アセスメント業者は期待に応えるべく鋭意努力を重ねる訳ですが、その期待は幅が大きく、私たち人材アセスメント業者は苦戦しているといった状況です。
解答例は数多く、解答例の質(良い解答からそうでない解答)も数多く、そして料金はお値打ちに、解答例の数が多い以上、もととなるインバスケット演習の数も多く、その質(簡単な演習から難しい演習まで)も数多く、できればアセッサーの詳しい解説もついていると嬉しいです、そんなのある訳ないとは思いますが…。
インバスケット演習の解答例に対する期待を振り返りましょう
ご案内したように、インバスケット演習の解答例から必勝法を導くことはとても難しく、そこに期待を持っていくことはあまり生産的ではありません。
インバスケットの解答例に対しては、「自分なりの解答との比較を期待する」が最も賢明です。
一方、どのような解答例を期待しているかについてはプロセス含めて広く検討することを推奨します。
解答例の数の多さ
解答例の質(良い解答もそうでない解答も)
費用、料金
もととなるインバスケット演習のレベル(難易度)
もととなるインバスケット演習のレベル(子供騙しかプロ作成か)
アプローチレベル(書籍かオンライン研修か、リアル研修か)
トレーニング回数(1回限りか繰り返しか)
解答例に対する説明(投げっぱなしか補足説明があるか)
おおよそこのようなところでしょうか。このあたりでご検討いただき、ご自身にあったインバスケット演習の解答例、すなわち「ご自身の解答を解答例と比較し、スキルレベルを客観的に把握することができるか」をご確認いただけるとともに、どうせそこまできたら、その解答例を提示している人材アセスメント業者に、別の期待を寄せてもいいのかもしれません。
別の期待?
スキルをどうやって伸ばしていくべきか?
受講者の皆さんのお一人お一人に合わせた「解答例の中からの必勝法」をお伝えできると自負しております。
受講者の方からのご質問などは以下のサイトから
どうぞよろしくお願い申し上げます。