
文フリ記② 気軽に声をかけた結果
〈前回のあらすじ〉
MINMOOよ、ぼっちは嫌なのか?
MINMOO、文フリに当選。反応してくれたのは職場の隣の席に座るARUKU氏でした。
自身を「エクストリーム散歩の民」というだけあって、歩くのが好きな彼女。その記録を紀行として纏めたいと思っていたそうです。
MINMOO「じゃあ、一緒に文フリ出る?」
ARUKU氏の参加が決まりました。
ちなみにこれ、前回の文フリ東京39の話なんですね。
39で初応募して当選し……たのはいいのですが、この辺りで義父の病気が見つかり、文フリどころではなくなってキャンセルすることになりました。あと制作期間も短すぎた!
そして文フリ東京40、どうにか出店できることになり、改めてMINMOOとARUKU氏の本作りが始まります。
ただ懸念点がひとつ。
ARUKU氏は紀行文でジャンルは「ノンフィクション|旅行記」、
MINMOOは「小説|短編・掌編・ショートショート」
なんだよなあ……。
ジャンルに隔たりがあるとでもいいましょうか。
Webカタログだと1ジャンルしか掲載できないし……。まあいっか。ともかく、作品作りに取り掛かるかぁ。
↓ しばらく後
前の会社の同僚に「ヨシコ」氏というのがおりまして。
文フリ準備楽しい~きゃっきゃっ と話していたら、彼女の創作心に火がついたらしく、
ヨ「いいなー私も本出したいなー」
M「じゃあ委託でうちに置く?」
はい、ヨシコ氏参戦。
出すなら旅行本か猫本(彼女も猫飼いである)かな~と語っておりましたが、MINMOOの心中は「旅本だとARUKU本と同ジャンルで最高なんだけどなー」でした。
後日、ヨシコ氏は猫本を制作していることが判明。
またジャンルが増えた!
ジャンルが3つとなった時点で、MINMOOの口から魂的な何かが出ます。
↓ さらにしばらく後
ヨシコ氏と同じ、会社の同僚だった「きょっぷ」氏というのがおりまして。
お、旅好きのきょっぷさん、ZINEフェスで旅本出すんだ……。
というのをXで発見。
映画にお誘いし、トワイライト・ウォーリアーズを鑑賞後、叉焼飯とパフェを堪能しながら
M「きょっぷさん、うちのブースで本置きません?」
き「ぜひ!」
ほい、きょっぷさん旅行本で参加決定。
MINMOOの個人サークルに、3人のゲストが来てくれます!
きっとね、ひとりでブースに座るよか、皆で本出してきゃっきゃしたいんでしょうね。

文学フリマ東京40/ポッコ制作室のお品書き……
旅本×2、猫本×1、小説×1
……まとまりがねえな!
MINMOOは考えました。
あー! 自分の小説は置いといて、旅と猫に寄せるか!
旅で猫に出会う本、作るべ!
そして……
そしてMINMOOは急遽、銚子に旅立ち猫を探しながら撮影修行を敢行したのでした。
港町・銚子。港は潮と生臭い魚のにほひ。
猫ちやんは2匹しか出会えず、撮影すらさせてもらえませんでした。
泣いていいすか?
(文フリ記③に続く)