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映画制作経験ゼロの男が作った映画が賞を頂いた話

先日、というか2ヶ月ほど前ですが、自分が初めて撮ったホラー映画がありがたいことに広島こわい映画祭という映画祭で最優秀賞をいただきました。

「これ映画か?」と思われてしまうような短編の低コスト動画ですが、自分が映画だと言えば映画だろう。ということでここでは映画と呼ばせていただきます。

映画を作るに至った理由


映画が好きだからです。単純に。
作品を見ていると自分もその世界に加わりたくなる。
だから作りました。

でも、今まで自分でものづくりとかをあまりしてこなかった反動みたいなのか、いわゆるコンプレックス的なものも多分起因していると思います。

どうやって撮ったのか

自分は別に映画学校に通ったわけでもなければ、監督経験どころか、助監督経験もありません。
ただ、新卒の頃にドラマの音声をやっていたので、なんとなく現場の動きとかそういうのは見ていたことはあります。
あとはもうその頃の記憶と映画のメイキングの見様見真似でやってみました。

当然いいカメラもないので、副業用のyoutube取る用のミラーレスカメラとiPhoneを使って作りました。

ぶっちゃけ機材はiPhoneだけでもいいとは思いました。

人も雇うお金や人脈も、そもそも制作に関しての知識もないので、映画には友人に出てもらいました。

結果、かなりいい演技をしていただいたので、これはこれで大成功だったんじゃないかなと思います。

仕事の先輩後輩だったりする二人。演技経験ゼロとは思え得ない芝居をしてくれました。

みんな社会人なのでそうそう集まれない、ということで1日で全て撮り切りました。
基本自分の家と、その周りだけで完結するように脚本を書いていたのも幸いしました。

もし映画を作ろうとしている人がいれば、最初はとりあえず宇宙ではなく、家を舞台にした作品を撮るのがいいかもしれないです。

これからどうするのか?

賞を頂いた結果、自分が作ったものが最低でも誰か1人以上に認められたと思いました。
世の中から肯定してもらった気分になりました。
これからも世に作品を置いていこうという気になりました。

でも、賞を貰えなくてもぶっちゃけ作り続けてるだろうなと思います。
作っている時間や完成した瞬間、出来上がった作品はすごく愛おしいし、その経験は何ものにも変えられないし。

これから先も時間とお金が許す限り、映画を作ろうと思います。
今は短編ばかりコソコソ時間をたくさんかけて作っていますが、いつかは長編なんかも作ってみたいなと思っています。

「夢」、というほどではなく、あくまで「野望」、くらいの温度感で緩く楽しく続けていきたいです。

そして映画を作りたいと思っている方、この記事が参考になるかは分かりませんが、僕でもできたのできっとあなたにもできるはずです。

一緒に頑張りましょう。

かしこ。






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