ハルオスシ

50代 自営業 女 向田邦子さん、原田マハさんの作品が好きで 自分もエッセイを書いてみ…

ハルオスシ

50代 自営業 女 向田邦子さん、原田マハさんの作品が好きで 自分もエッセイを書いてみたかった。 子供も自立し夫婦二人の生活、旅など書いてみたいと思います。 アイコンはどこも似てないAIの私。

最近の記事

真珠婚夫婦のタイ旅行~カバナリゾートへ~

その国に行ったらその国の薬をつかう。 またはその国の水に合う現地のシャンプー&トリートメントを使う。 旅をする上で私が決めている事。 鉄則でもある。 インドの南京虫、ネパールのダニ、 腹痛、咳。 全てにおいて日本の薬は気休めにしかならず、現地の薬は嘘のように改善する。 3日目。 ストリートのドラッグストアで買った薬は喉の痛みをなくし、熱も下げてくれた。 朝食をたべたが、これはあまり味がない。 今日は移動日。 12時にチェックアウトをして ソンテウに乗り移動する。 次の

    • 真珠婚夫婦のタイ旅行~敵は身内にあり~

      この症状がコロナではなかったら ただの風邪なんだろうか。 夕方から38.5度の熱が出る。 喉は唾を飲むだけで激痛。 味はしない。 でも陰性の結果。 夕食を食べに行く夫に何か食べ物を買ってきてと頼む。 「まかせとけ!」と出かけて3時間後に夫が帰ってきた。 夫が嬉しそうに次から次へと買ってきた物を取り出す。 ひとつのパックを取り出しその中身を見た私は愕然とする。 その中には茹でたイカにナンプラーと赤唐辛子と青唐辛子で和えた物だった。 蓋を開けて黙ってる私に夫は 「ミンミ、イ

      • 真珠婚夫婦のタイ旅行~哀しみタトゥー~

        【2日目の朝】 目覚めると隣のベッドに寝てる夫がいない。 身支度を整えて窓を開ける。 数歩歩けばそこはビーチ。 オーナーがニコニコと挨拶をしてくれて朝食のメニューを持ってきてくれた。 メニューはアメリカンブレックファースト、タイのお粥、スキレット目玉焼き。 お粥を頼んで目の前に広がる景色が 現実なんだ。これを見るために来たんだと五感で感じる。 白い砂を素足で探る。 少しひんやりする。 足を持ち上げると砂時計のような 細かい砂がサラサラと落ちていく。 子供のように何度も繰り

        • 真珠婚夫婦のタイ旅行~Summer Day beach resortの夜~

          睡眠も取りマッサージをして、日本から持ってきた風邪薬を飲み少し体調回復したような…気がして、 夜8時頃、軽食を取りに外に出る。 部屋から1歩出ると白い砂が サクリと感じる。 暗い海に漁船の光がちらほら見える。 ビーチの湾をレストランやバーの灯りが端から端まで弧を描く。 昼間は気が付かなかったが、 サマーデイの隣はホテル。 その隣にはレストランバーがあった。 ビーチのレストランはどこも普通の椅子とテーブル席と流行りなのか人をダメにするクッションの席で構成されている。 ビー

        真珠婚夫婦のタイ旅行~カバナリゾートへ~

          真珠婚夫婦のタイ旅行~Summer Day Beach Resort夕方~

          薄暗い部屋で目覚める。 午後4時半を回っていた。 ああ、よく寝たな。 …と軽くベッドでノビをした時。 右足がつりはじめた。 ここ半年毎回こうなる。 だからノビをするのはやめていたのについ、うっかり。 「アタタタタタ!!」ともがいていると夫がどうした?と起き 「足がつったのか。反対に指ひっぱってやろうか?」 いい!大丈夫!ほっといてのジェスチャーをする。 夫は力の加減がわからない人だ。 徐々に足が戻り始めてホッとした時。 「え?」 嘘!左足も? また「アタタタタタ!!」となる

          真珠婚夫婦のタイ旅行~Summer Day Beach Resort夕方~

          真珠婚夫婦のタイ旅行~Summer Day Beach Resortの一日目~

          サメットの港に到着して乗合トラックのソンテウの運転手が声を掛けたが、まあ夫も跳ねすぎて疲れていたしチェックインには早いので休憩がてらレストランへ。 港を出て右 側階段を登ったところにあるレストラン。 ホテル、ダーツバーも兼ねているようだ。 アップルジュース、イカとエビのブラックペッパー&ガーリック炒めのオーバーライス、空芯菜炒めを注文。 この頃から味覚がおかしくなる。 味の凄くわかるものと、ぼんやりこんなあじだったかも~と思うものにわかれてきた。 アップルジュースはただの砂

          真珠婚夫婦のタイ旅行~Summer Day Beach Resortの一日目~

          真珠婚夫婦のタイ旅行~サメット島上陸~

          「ほんとにそのゴロゴロ持ってくの?」 荷造りをしている私に夫が聞く。 ゴロゴロとはキャリーケース。 元々バックパッカーでそれぞれリュックひとつで旅をしていたけれど、 もう荷物は背負えないよ。 でも、20年前行ったサメットは 港ではなくビーチに近い沖に平たいボートが迎えにきてそこに飛び降り、 砂浜に着くと膝くらいまで海に浸かりながら上陸した。 たしかにキャリーケースで海に浸かるとか不安がよぎる。 旅の間はほとんど階段の昇り降りは 夫がその重たいキャリーケースを運んだので申し訳

          真珠婚夫婦のタイ旅行~サメット島上陸~

          真珠婚夫婦のタイ旅行~サメット島までもうすぐ~

          寒い。タイの電車は寒い。 曇り空に薄く日が差し込む朝6時。 割に人が乗っている。 空港駅の駅員さんは直ぐに声をかけてくれて、エカマイ駅までの乗り換えを流暢な英語で説明してくれる。 しかも笑顔で。 おかげで順調にエカマイ東ターミナルまでたどり着いた。 20年振りのタイ。ほんとにオシャレなカフェやスタンドカフェが増えて驚く。 氷と飲み物の入ったビニール袋をブラブラ持ちながら歩いていたあの頃。 日本と変わらないプラスチックカップの今ではそんなビニール袋からストローで飲んでいたのも

          真珠婚夫婦のタイ旅行~サメット島までもうすぐ~

          タイへ出国

          夜8時家を出発。 もう羽田空港内の飲食店は店じまいが始まり、開いているのはファストフードのみ。 救いのカフェが開いていて、席も充分にあるのでホットドッグとアイスコーヒーで夕食。 いつも思うのは空港での時間の経つ速さ。 余裕を持って3時間前に来てるのになんだか追われている気がする。 ゲートがあくまでロビーでウトウトしていたら案内が聞こえ、 慌ててトイレに行こうとすると、 なんと閉鎖してある。 夫と「何たる不覚!」と嘆きながら飛行機へ。 飛行機の中で行けばいいじゃんという話だけ

          タイへ出国

          夫の風邪をもらう

          タイへの出発まで1週間。 夫はくしゃみから始まり、激しい咳をするようになった。 「まさか、あれでは……。」と 行きつけの医者に検査を依頼。 結果は陰性でこの時流行っていた喉風邪の診断。 私にとって風邪は自分の不摂生でなく、必ず誰かに貰うもの。 そこからは夫と同じ部屋にはいない、車の時は窓全開私はマスク。 なんと言っても風邪の張本人がマスクせずにクシャミと咳を心置きなく放出しまくる。 これテロじゃないか。 こまめに手洗いうがいして出発前日。 なんか喉痛い? いや、病は気から‼

          夫の風邪をもらう

          タイに行こう

          『俺の世界を全てみせてやる。』 彼の一言で私はバックパッカーになった。 海外旅行に行った事もないのに。 8ヶ月の貧乏旅行を終え、その彼と結婚し子供が産まれ、元々飛行機が苦手なので海外旅行は夫1人で行くようになった。 さらに20年経ちコロナで海外に行けなくなると、不思議なもので海外行きたい欲が出てくる。 ビーチリゾートが好きなので、 目の裏に、いや目の前に白い砂と澄んだブルーの海が広がる。 パラソルの下に隠れても眩しい光が瞳を刺す。 ジリジリと熱まで想像してしまう。 そんな

          タイに行こう