はて、私は何をしてたんでしたっけ?
ドアをノックしても、反応がない。
でも、しばらく待っているとすると、数分後に開けてくれた。
起き上がるのに、時間を要するらしい。
でも、自分の足で玄関まで来て欲しいから、じっと待つ。
玄関に、午前中に、夫が洗濯して届けたこたつ布団が置いてある。
そしてばあばを見ると、なんと下半身マッパ…
夫よ、なぜこれに気付かない?
オムツが気持ち悪くて脱ぎ捨て、そのままらしい。
この前は、スパッツを直に履いた上にオムツを履いてた。
濡れたオムツはそのままで、
その上にさらに新しいオムツを重ねて履いていたこともあった。
なんとか頑張っていることは痛いほど伝わってくるのだけど、
「着替える」と言う行為の段取りが、
分からなくなっているみたい。
オムツ替えは、私が言葉で誘導すれば、自力でできる。
でも、声を掛けないと、ズボンを脱いだ後に
「はて、私、何してたんだっけ」と、
濡れたままのオムツを、また引き上げてしまう。
「途中で何が何だか分からなくなっちゃうのよ。
自分で自分にイライラする」と言っている。
短期記憶障害があるんだよね、多分。
ばあばにおむつ替えを託せない以上、
朝・昼・晩と、誰かが替える手助けをしない限り、
この大洪水は続いてしまう。
現実的に、一日一回しか替えに行けないから、
本人も、服も、床も、布団もビチャビチャになって、
洗濯や掃除もどんどん大変になるというこの悪循環。
ワンオペでは、もはや回らない。
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