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【自分史 #10】 J君と出会った小6 『歴史カードでのデュエル』

2024/12/25

Happy Merry Christmas!
自由人Takです。

我が家は昨日早くもサンタ様がお越しくださいまして、娘におプレゼントを渡してもらいました。
僕がちょっと手に取ると、「これ、サンタさんからもらったの!」と怒られたパパです。


さて、今日は水曜日!
ということで、僕の30年の歴史を振り返る自分史【なんだかんだ運が良い】シリーズです。

今回は、小学校6年生で初めて同じクラスになり、今でも続くある友達との出会いについてです。


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それではいってみましょう!


皆さんにとって、小学校の時の記憶ってどれくらい残っていますか?
僕にとって、小学校とは、ある意味日本で唯一の学校生活になりますので、しっかりと覚えています。

中学高校はアメリカに住んでいましたし、大学は4年間、日本にいて日本の大学に通っていましたが、
バイトに明け暮れたり、途中で休学してワーホリに行ったりと、
大学生という1つの肩書きではなく、他のコミュニティにも並行して属していたので、ある意味しっかりとその肩書きだけに属したのは、小学生だけになります。

そのため、僕にとって、小学生時代というのは、だいぶ思い出深いものになっています。

その中でも、1番鮮明に覚えているのは、この小学校6年生になります。
多分一生忘れることはない6年2組のお話です。


まず僕の小6時代の話をする上で欠かせない存在について、お話しようかと思います。

彼はJくんと言って、小6で初めて同じクラスになりました。
が、僕は小5の時の林間学校で彼を初めて知りました。

林間学校の途中の夕方ごろだったかと思います。
急に宿の前にタクシーが止まり、ロビーに彼が入ってきた時に、とんでもないお金持ちの息子が重役出勤してきたぞ と思ったのを覚えています。

後々聞くと、学校を出発する時には熱で動けなかったのですが、
そこから脅威の回復をして電車で来たとのことでした。

僕が驚いたのは、タクシーで来たことでした。
当時、僕の中ではタクシーは大人でもそんなに何回も乗れるものじゃないという考えだったので、すごいヤツがいるんだなと思っていました。

そんな印象を勝手に持っていた僕は、小6になって初めてJくんを見た時に、
あ、あの時の重役出勤の人だと思いましたが、最初はその程度でしか思っていなくて、
まさかそこから20年経った今でも遊ぶ仲になるとは考えてもいませんでした。


そんなJくんとのファーストコンタクトは、【歴史カードデュエル】です。

なんのこと?ってなりますよね。笑

その時、歴史の教科書が2冊配られて、1冊は通常の歴史の教科書で、
もう1冊は付録で、歴史上の偉人がカードになって配られていました。

おそらくそれを使って、カルタのように誰かが読み上げた人を取っていくような、プチ遊び感覚で勉強していこうといった考えなのかなと思いますが、
僕の中でその当時流行っていた『遊戯王』の3幻神を作りたいという想いが強かったんです。笑

意味わからないですよね?

でも僕の家ではそこまでゲームやカードを買ってくれる家庭ではなかったことから、
遊戯王をアニメで見ていたものの、それで友達とデュエルをするためのカードが手元にあまりない状態でした。

ましてや当時、神のカードはゲームを買った付録でついてきていたので、
ゲームを買ってもらえなかった僕にとっては、本当に手に入らない神のカードでした。


じゃあ諦めるのか?
いや、ここにこんな良いものがあるじゃないか!と手元に合った歴史カードを見て、これをデッキにすればいいんじゃないか?と思いました。

よくわからないですよね?笑

ただそう思ったら、それが止められず、何枚かのカードをどのモンスターにするかの候補を立てました。

が、ふと、デュエルをするには1人じゃ無理だなということに気づきました。

給食終わりの昼休み中だったのですが、どうしようかなと顔を上げると、
教室に何人かいた中で、Jくんがいました。

お!と思い、Jくんのところに行き、「歴史カードでデュエルしない?」と聞きました。

それが僕とJくんのファーストコンタクトでした。よくわからん誘い文句ですよね。笑

ただ、少し驚いていましたが、「なにそれ?」とならずに「いいよ」と言ってきたJくんも少しおかしな部分があったんでしょうね。笑

それから2人でカードにどんどんモンスター名を入れていきました。

・織田信長=オシリスの天空竜
・豊臣秀吉=オベリスクの巨神兵
・徳川家康=ラーの翼神竜

とうとう手に入った神のカードを見て(笑)、嬉しくなるとどんどん楽しくなってきて、

・源頼朝=ブラックマジシャン
・源義経=ブラックマジシャンガール
・卑弥呼=ワイト

など、どんどん普段は手に入らないカード名などを書き込んでいきました。
気づけば20~30枚合ったカードがモンスターカード、トラップカード、魔法カードで埋まりました。


さて、出来上がったカードを見て満足した僕らは、次はデュエル場を探しに学校内を探検し、見つけたのが給食センターと体育館の間にある廊下でした。

これからが本番だ!と言って2人でデッキをシャッフルしてデュエルを開始。

何回目かのデュエルでとうとう神のカードを召喚できた時の爽快感は今でも忘れられません。

おそらくその時から本能的に感じていたと思うのですが、Jくんとは何かそういう頭のネジの外れ方が似ていたのだと思います。

まず普通に考えて、歴史カードを遊戯王にして、デュエルをするという遊びに付き合ってくれる人はあまりいなかったのではないかと思いますし、
それを何の疑いもなく楽しんでいました。

ある意味、こんな感じで好き勝手していいんだなと思えた時でもあったかもしれません。
どちらかというと、結構好き勝手していた僕としては、さらにそれが出来る本当の相手が見つかった感覚で、それから1年間の小学校生活をJくんと楽しみ、
その後、今に至るまでの関係にもなっています。

今では2人とも、フリーランスとして自分たちの強みを活かして活動をしております。
これからは仕事の面でも協働して活動していきますが、その1番初めの接点は「歴史カードのデュエル」でした。


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