③ミニチュアフードとの出会い
【②「ミニチュア」と「食品サンプル」】のつづき。
ミニチュアサイズの食品サンプルをハンドメイドできると知ったのは、それから10年後の30才過ぎの頃です。
本屋でたまたま見つけた「ミニチュアフードBOOK」という本がきっかけでした。
“ミニチュアフード”という言葉を知ったのもその時でした。
「昔、東急ハンズで見たあれを自分で作れるのか!?」
と、にわかにコーフンしてその本を買い求め夢中で読みました。
さっそくその本を頼りに樹脂粘土と絵の具を買ってきて、ホットドッグを作りました。
今思えば初作品だけあってヒドイ出来映えでしたが、
“憧れのミニチュアフードを自分で作った!!”
というカンドーで、さまざまな角度から写真を何枚も何枚も撮ったのを覚えています。
その後もいくつかの作品を作りましたが、すぐに壁にぶつかりました。
食器の作り方が分からなかったからです。
今のようにネットで検索しても、作り方はおろか情報もほとんど出てこない、まだ“ミニチュアフード黎明期”だったのです。
【④食器のモンダイとレジンキャスト革命】につづく。
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