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カレーから呼び起こされた、餃子のキヲク

「コ・デザイン」から生まれた共鳴 10月26日のメッシュワークゼミにゲストスピーカーとして「コ・デザイン」著者である専修大学の上平先生にお越しいただき、デザインエスノグラフィーの話をお聞きした。1時間の講演はおもしろさ反面、リズミカルな展開とインプットの多さに圧倒され、正直どこを切り口に聞いて良いかさえ分からなかった。 講演直後に次々と質問を出せている他のゼミ生は感性が鋭く、聴く力や質問力のポテンシャルの高さ、アンテナの広がりと深い思考があり、一方で私は話の論点さえ見えて

    • やっぱり、これ日々筋トレ、、、

      合同会社メッシュワークの人類学ゼミには課題図書が3冊ある。 『人類学とは何か』ティム・インゴルド 著(亜紀書房) 『フィールドワークへの挑戦―“実践”人類学入門』菅原和孝 編(世界思想社) 『西太平洋の遠洋航海者』ブロニスワフ・マリノフスキ 著 (講談社学術文庫) 『人類学とは何か』は1年ぶりの2回目、 『フィールドワークへの挑戦―“実践”人類学入門』は18年ぶりの2回目、 『西太平洋の遠洋航海者』は初めての精読挑戦であった。 というのも『人類学とは何か』は概論的なフレ

      • フィールドワークを内省的に科学してみる

        わたしは何をしていたのか?! 2024年8月下旬、1泊2日の人類学フィールドワークの合宿に参加した。 静岡県三島市で開催された見知らぬ土地でのフィールドワークは、事前リサーチにもすぐに限界を感じ、当日行き当たりばったりで突入したのだった。 三島駅南側の公民館をスタートし、立ち寄った箇所は DAY1 ①パン屋 ②果物屋(ジューススタンド) ③源兵衛川 ④フランス菓子店(奥はフランス料理店) ⑤三島大社 ⑥みしま未来研究所 ⑦書店 DAY2 ①書店 ②三島大社 ③中華料理店

        • フィールドワーク合宿第2日目

          2024.8.25_静岡県三島市 合宿第1日目を終え、フィードバックを受けたあと、「わたしはわたしらしくやろう」と、肩の荷が降りた感じになった。他のゼミ生がどんなに優秀でもわたしはわたしでしかないし、わたし以上にはなれないということを自覚する。それは皆とともにシェアされることによって変容することはあるかもしれないが、そのことに対して焦ったり生き急ぐこともそんな必要はないのだと。きっとわたしにはわたしの役割があるはずだ、と思うようになった。 心を決める 午前9時からフィー

        カレーから呼び起こされた、餃子のキヲク

          フィールドワーク合宿第1日目後半

          店の外の椅子で食す、は繰り返す フィールドワークに出て、初めて立ち寄ったパン屋の軒先には2人掛けのベンチがあり、鯖サンドを頬張った。次に立ち寄った、生ジューススタンドのある果物屋の軒先にも店舗の壁面沿いにベンチが設置されていた。 その後、鎌倉古道に入り、無力に屈した不思議な店構えの青果店から三島大社方面に数十メートル歩くと、今度は古い自転車屋さんをリノベしたらしきフランス菓子店のような店が見えてきた。そして、ここにも店の外に3〜4人かけることができそうな奥行きの深い長椅子

          フィールドワーク合宿第1日目後半

          フィールドワーク合宿前〜第1日目前半まで

          これは、今のわたしが日常生活で悶々と抱える課題と対峙するため参加したメッシュワークゼミナール第3期「人類学的な参与観察によって問いをアップデートするトレーニング」における記録である。 ゼミの応募開始を知って1週間くらい悩んだ末、わたしの「問い」らしき課題感を記入してエントリーたものの、そもそも「わたしの問い」とは何ぞや?!とモヤモヤしながら、はじめてのゼミ第1回の日を迎えた。初回はオンラインでオリエンテーションが実施され、簡単な職業などの自己紹介があり、ゼミ生のアルファベッ

          フィールドワーク合宿前〜第1日目前半まで