IT化社会と思いやり

最近は「思いやり思いやり」ってうるさい私です(笑)

色々な幸せも苦しみも全て「思いやり」が深く関わっているなぁと気づいてから、道筋がはっきりしてきたように思える今日この頃です。

今日は「IT化社会を生きる私たちの思いやり」についてです。

先日、iPhoneの機種変更をしました。

私はiPhone4Sの時代からiPhoneを使い始めました。もう10年近く前になるんでしょうか…そもそも私は携帯電話の機種変更を頻繁にしない派でした。まだ使えるのに新しく変えるのはもったいないと思っていたので、ガラケーの時代は水没して慌てて替えに行く…みたいな感じでした(笑)

iPhoneを使ってみようと思ったのは、何となく。スマートフォンが普及し始めたあの頃、今のうちに覚えないと困るんじゃないかなと…肌で感じてスマホなら何でもいいやとお店に行ったら、iPhoneの方がデザインが良いなと思ってiPhoneにしました。

パソコンもWindowsでしたのでApple製品はその時がデビューで、AppleIDの作成とか、理解不十分なまま初期設定を自分でやりました。文字の打ち方にも慣れなくてメールを打つのに苦労したなぁと。(まだLINEもありませんでした)

それからずっとiPhoneユーザーですが(紛失などを経て5台目)、先日は息子の携帯電話を思いきってiPhoneにする為にお店に行きました。絵を描いたり音楽を聴くのが好きな子なので、キッズ用スマホだと音質も悪いし容量も少ないし出来ることが少ないし度々フリーズするし、息子もうんざりしていて。

子供に贅沢させるというデメリットもありますが、そこは様子を見つつ、未来を担う子供はまずはiPhoneを使いこなしてクリエイティブなことをやっとくれ、との思いもありました。

で、子供の機種変更だけで考えてたけれど、私も一緒に替えちゃった方がおトクだったので2台とも機種変更となりました。

まず、私のiPhoneXR→iPhoneSE2のデータ移行ですが、なんとPCやiCloudを通さなくても隣に置いておけばデータが移るように…!これには驚きです。アプリの内容やメッセージのトーク履歴はもちろん、もはや検索履歴すらもそのまま移行されました。びっくり。

問題は息子のAndroidキッズスマホ(スペック低いw)→iPhoneSE2への引き継ぎ。

そもそもAndroidからiPhoneは面倒くさいとのこと(そりゃそうだ)でしたが、Appleデビューの息子のアカウントをどうするか。携帯電話の契約は私名義だけど、今後息子もApple製品は使うだろうなと予測すると、このタイミングで息子のAppleIDを作っちゃった方が良いなと。(13歳以上が作れます)

でも年齢制限アプリが利用できないかも、iPhoneの方がアプリの条件も厳しそう…色々と調べ→設定→調べ→設定…。息子本人(中2)にやらせてわけわかんない設定になるのは困るので、まだ今は私がやるしかないなと。

面倒だったのが、今回息子のスマホは機種変更というのではなく新規契約にした、つまり電話番号が変わった、キャリアメールのアドレスも変更となったので…

AppleIDを作るためにメールアドレスが必要で、iCloudのメールアドレスの作成と、ついでにGmailのアドレスも1個くらいあった方が良いから作ろうと息子に伝えて私が設定していて…

「そういえばGoogleアカウントある」

と、言い出す息子。

はぁ?

私「さっき、Gmailのアドレスは持ってないって言ってたじゃん」

息子「持ってないよ」

私「Googleアカウント作ったらGmailのアドレス自動的に作られるんだってば…」

息子「そうなの⁈⁈(知らなかった)」

…みたいな感じ(汗)

本人曰く、なんかアプリの設定でGoogleアカウント必要だったのがあったから作ったんだってさ。

しかもキッズスマホの時はSNSできないってお店の人が言ってたし、アプリ取るのにいちいち保護者の承認が必要なのに、

アプリじゃなくてサイトの方からいつのまにかTwitter見てて、見てるのは容認してたけど、いつのまにかTwitterアカウントも持ってるし(汗)

まぁ、性格的に慎重な子なので、考えずにどんどん何かやっちゃうことは少ないけど、これからも様子を見つつプライバシーに踏み込みすぎず息子のスマホ生活を見守らないといけない。大変です。

さて、若者は吸収が早いからまぁさておきです。(経験値が浅いのが不安ですが)

懸念は中高年より上の世代です。

私は他の投稿でも少し書きましたが、お客様にスマホやiPadでお客様情報を入力してもらい入会してもらう仕事をしています。ここのところは目まぐるしく色々と変わり、スマホ決済も当たり前になりました。

携帯屋さんではないのに、携帯スマホに詳しくならないと仕事になりません。

お客様は高齢化しています。自分よりも年上のお客様達にスマホ決済だのアプリだのをやってもらわないといけないのですが…

今回、息子と私のiPhoneの設定をやって思ったんですが、10年もiPhoneユーザーでもやっぱり細かいところは迷ったり調べたりしないと設定できない。なのに、携帯電話もやっと使えるか使えないかのお年寄りにアプリ取得だのスマホ決済だの…いくら説明しても「?」のことも多々あります。

しかし若い人はお年寄りが「どうしてわからないのかがわからない」感じの人もいる。本人的には詳しく説明してるつもりだけど、お年寄りは「アプリ」って何?の世界なのです…。

アプリとはコンピューターのプログラムがこのスマートフォンにインストールすなわち情報がここに入り、特別なことができるようになるのですよ…いや、その説明でもわからない人はわからない。

つい1〜2週間前ですが、高齢の方に「スマートフォンって何?」と言われたりもしました。

その、わからない高齢の方を馬鹿にするのもどうかと思うんです。じゃああなたがもし昭和の初期生まれで、テレビも一家に一台なかった時代に生まれたとして、今スマートフォン使いこなせてますかね?と…馬鹿にする奴いたらそう聞いてみたい。

もちろん、勉強熱心な高齢の方もいらっしゃいます。ただ、熱心に勉強できるかどうかは健康かどうかも関係してきますよね。少し調子の悪い部分が体にあると、それだけで思考能力は衰えます。少し痛みがあるだけで判断力も記憶力も低下します。女性だと生理が重い時とか、若くても思考能力低下しますよね…。お年寄りはたいていどこかは調子が悪い可能性が高いです。

逆に、明らかに「どうせできないから若い人にやってもらって当たり前」な態度の方もいます。ありがとうね〜なら全然良いのですが、当然の権利、みたいな感じの方もたまに…(汗)

とりあえず、このIT化があまりにも急なのでお年寄りは大変。そのことをもっともっとお年寄りではない世代の方に理解してもらいたいと思うのです。

それ(お年寄りがわからないこと)を商売にするとか、無しではないですけど、弱者からの搾取のような気がして悲しいです。

そして何となく適当にやっては大変危険なことである。アカウントを適当に作ってわからなくなる…。お客さんでそういう方がけっこういます!お年寄りではなくて中年世代。AppleIDなんて知らない、と言いながらiPhone持ってるしiCloudのメールアドレスも出てくる…明らかに自分でやってるんだけど、本人わかっていなくて何となく設定してるから記憶がない。

うちの息子もGoogleアカウント作ってGmailアドレス無いって言ったし!

もはや笑い事ではなく、パスワードだのアカウントだの…最悪銀行に紐付けとかクレジットカード紐付け…覚えてなかったらどーすんの!!!(大汗)

なので、

「勉強不足だから悪い」

ではなくて、IT弱者に対して強者は思いやりを持って欲しいなと思いました。できない人も安全に使えるようになるとよいです。

理想ばかりで、じゃあ具体的にどうしたらいいかを提案できなくて申し訳ないです…涙…すみません…。

お読みいただきありがとうございます。




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