〜私が"あたし"を取り戻すまで〜カルト宗教【エホバの証人】の元二世の、縁を切った家族、繋がっている家族編
私の母親は"エホバの証人"の信者です。
独身時代は今話題の"統一教会"の信者だったようです。
父親と母親がどうやって出会ったのか、昔聞いた気がしますが、忘れました。
私は三姉妹の長女です。
母親は私が産まれて、物心着く頃には"エホバの証人"の信者になっていました。
因みに父親は"無信者"です。
無信者ですが、母親の言いなりです。
長女の私が一番影響を受け、被害者となりました。言わゆる"元宗教二世"です。
いつもの記事と書き方が違い、淡々としているのは、かなり心の傷が深く、客観的視点で書いていかないと、書き進められないからです。
今現在、私は普段の生活は全く問題なく過ごせています。
が、宗教絡みのニュース、虐待のニュースを見聞きすると、悲しみと苦しみと怒りが湧き上がってきます。
自分の心の整理のためと、現在進行形の宗教二世で抜け出したいと苦しんでいる人、宗教から離れたけど、苦しんでいる元二世、カルト宗教の世界なんて全然知らないよ。という人達、色んな人に読んでいただきたいです。
今現在、両親とはほぼ連絡を絶っています。
一番下の妹は30代後半ですが、中学校から引きこもりで、実家にいます。
何度か、助けようと試みていましたが、両親が刺激を与えない方針のようで、無理でした。
なので、「あなた達の責任なのだから、真ん中の妹と私達に迷惑をかけないようにして!!」と言い放ち、もう関わらないようにしています。
唯一、真ん中の妹とは連絡を取り合い、今でも会っています。
妹も元二世ではありますが、私ほど影響が無いので、両親とは連絡は取っているようです。
妹のことについては、こちらの記事にも書いてありますので、良かったら。
妹と一番下の妹の話になると
「私達の中で、一番目鼻立ちがくっきりで、まつ毛長くて、目がぱっちり、肌も白くて、お人形さんみたいで可愛いかったよね。今顔どうなってるか、わかんないけど、ホントもったいない」
と話しています。
身内褒めかもしれませんが、芸能人になれていたかもしれない。と今でも思っています。
一番下の妹と私は5歳差、真ん中の妹とは4歳差、
妹二人は年子です。
一番下の妹とは元々反りが合わないのと、両親が一番下には激甘、長女の私にだけ、特に厳しかったので(暴力、暴言)、嫉妬と、理不尽な思いがあり、何回か一番下の妹に暴力を振るったこともあります。
私の暴力は掴みかかったり、枕で思いっ切り叩いたり、という感じです。
そんな時も両親は妹を庇い、私には何でそんなことをしたのか?と理由を聞かず、母親はヒステリックになり、鼻血が出て、頬が腫れるまで殴られ、父親からは怒鳴りつけられました。
怒られる時は、いつも母親の大声でヒステリックな金切り声と父親の怒鳴り声が同時鳴り響きます。
家の中に私の逃げる場所はありません。
両親が一番下に激甘になった、きっかけの記憶があります。
妹が2、3歳で私が7、8歳の時、いつもの様に住んでいたアパートの前で私は妹達の面倒を一人で見ていました。
一番下の妹は、またがって足でこいで遊ぶ車に乗って遊んでいました。
アパートが建っていた所は少し高い所にあり、入口に階段がありました。
私が目を離した隙に、妹が階段の方へ車をこいで行ってしまい、そのまま下まで落ちてしまいました。
その後の記憶が思い出せません。
妹の前歯が折れたか、欠けたみたいです。
父親は自営業で自宅で仕事をしていましたし、母親も専業主婦だったので、家に居ました。
ですが、私は妹達の面倒を一人で頻繁に見ていました。
妹の怪我は私のせいなのでしょうか?
おそらく、この事がきっかけで両親は一番下の妹に激甘になったのだと思います。
激甘に育てられていた一番下の妹に対して、今思うことは、「反面教師になったよ。ありがとう」です。
私の娘は小学校、中学校と不登校の時期がありました。
詳しくはまた別の機会にnoteに書きますが、ずっと不登校、そして引きこもりとなった妹と、それに対する両親の行動を見ていたので、最悪のケースを回避出来ました。
まさに"反面教師"という言葉を体感しました。
私の子育ての信念のひとつは
"私が死んでも1人で生きていける力をつける"
でしたので、ほぼほぼ成功したかな?と思っているところです。
母親の話に戻ります。
母親が私が中3か高校1の頃、何故自分が宗教をやっているのか?を語り出した事があります。
何で語り出したかというと、それまで真面目に信仰していた私がエホバの証人に疑問を持ち始め、それに対してきちんとした回答が得られず、完全に冷め、母親に「やめる」と宣言した後の出来事でした。
母親は小さい島で生まれ、7人兄弟の下から2番目
だったのですが、上の兄達に性的虐待をされ、傷が癒えずにいるから。
手の爪もそのせいで、キレイに生えてこないのよ。
とのことです。
「は?だから、なに?」
その時の私の心情です。
このシリーズの次回でエホバの証人の詳しい内容を書きますが、信仰を理由にズボンのベルトをムチにし、私の尻に直に何十回、時には百回越えて、思いっきり叩き(殴り)、無信者の父親にも同じようにするよう洗脳し、私の尻から太ももにかけて真っ赤にミミズ腫れにして虐待してる奴が、何故、私に同情を求められるのでしょうか?
ムチで叩かれる理由は
ただ、"17時の門限を破って帰ってきたから"
が多かったですね。
子どもだし、こんな家にいるより、友達と遊べるなら、ここぞとばかりに夢中で遊んでました。
だから、門限過ぎちゃうんですよ。
他にもムチ虐待の理由があったと思いますが、尻はとにかく痛いし、なにより自分で尻を出せと言われ、ズボンをずり下げ尻を突き出さないといけない屈辱で、忘れました。
これが虐待ではなく、信仰だと言い張るのです。エホバの証人は。
今は、昔ほどではないらしい。と聞きますが、実態は知りません。
ムチ以外にも、真冬に薄着で裸足で何時間も家を追い出される。とかも何回もありました。
ウチの場合、虐待は小学校までが一番酷く、中学校時代は私が真面目に信仰していた時期なので、ほとんど無くなりました。
逆を言えば、虐待されたくないから母親の言うこと聞いていただけ。とも言えるかも知れません。
これって本当に信仰なのでしょうか?
母親はきっと、ずっと、今現在も鬱病なのだと思います。
私も数年前に一時期、鬱病になり、きちんと病院に行って適切な薬を飲んで治しました。
しかし、母親は
「性的虐待された私、可哀想。同情されるべき。だから私の産んだ子供は私の思い通りになるべき。こんなに信仰している私、偉い。長女に真面目に信仰心を育てた私、凄い。偉い。私楽園に行ける。長女、信仰から離れたら、私楽園に行けなくなっちゃう。困る」
って、きっと思ってたんでしょうね。
まぁ、母親に直接聞いた訳ではありませんが、宗教から離れようとしている娘に虐待しといて、自分がこんだけ傷ついてるんだ。って自分の話しかしない母親、終わってますよね。
更に冷めましたよ。
はっきり言いますが、鬱病は宗教では治りません。
ますます酷くなるだけです。
きちんと病院に行って、カウンセリングと適切な薬をもらって、きちんと治しましょう。
鬱病になったからといって、なにも恥ずかしいことはありません。
人によって治る時間は様々ですが、薬で明らかに良くなります。
私は運良く、真面目に信仰していたからこその違和感と直感力が優れていたということ、私に関わってくれた学校の先生や友達、先輩たちが、まともで楽しい人ばかりだったので、目が醒めたし、普通の生活を少しずつ取り戻せました。
次回のこのシリーズはエホバの証人がどのような宗教なのか?を書きたいと思います。
長文読んで頂き、ありがとうございました。
最後に私が鬱病だった時に出会った推しの記事を載せておきますので、良かったら読んで下さい。