発達障害の診断と服薬
派遣で事務として働きだして5年ほどで違和感を感じ始めたころに、
「大人の発達障害」という言葉を耳にするようになり、
自分が当てはまるな…と思い始めたのだった。
自覚したのはこの頃が初めてで、まさか自分に生まれ持った障害があるなどと今まで思った事も考えたこともなかった。
私の子供の事は子供であっても発達障害などの言葉は聞いたこともなかったし世間一般的に聞く言葉でもなかった。
学校の先生でもあまりそういう言葉を知っている人も少なかったのではないだろうか?今では大分広がり、子供の頃に発達障害が判明する場合もあるようだ…まぁそれがいいのか悪いのかは分からないが…
タラレバになるだろうが私ももし子供の頃にわかっていたら…
その後の人生も何か違ったのかもしれないがいまさら言っても遅いので今の自分を生きるしかないのだと思ってる。
そして、自身の発達障害を疑いつつも派遣として5年目を迎えたころに専門のクリニックに行き、様々な検査を受け臨床心理士さんからのテストを受け、幼少の頃からを医師とともに振り返り時間をかけて診断が下りた。
その瞬間はあぁ、やっぱりそうなのかぁという感想でありそこに喜怒哀楽は特に感じなかった。少し理由がわかってスッキリしたぐらいだろうか。
その後、ADHDに効果のある薬がある事も分かり服薬を開始したが副作用との戦いで食欲不振や吐き気などが酷く落ち着くまでに時間が掛った。
不眠や気分の波などもある為、私は現在ADHDの薬以外にも複数併用して服用している。その時により量を増やしたり頓服を服用したりするが薬のラインナップはそれほど大きく変化することは今のところない。
さらに環境の変化や、人との関わり、関わる人によって私のメンタルは大きく変化する事も分かり、障害者雇用として働き始めたことで自分の得意な作業と苦手な作業なども判別していけるようになった。
障害者雇用は偏見や区別なども全く感じないわけではないし働きやすいか働きにくいのか?オープンにせずにクローズでの一般雇用がいいのか?オープンにして障害者雇用で働いた方がいいのか?もしくは、障がい者年金をもらいつつアルバイトで生活をするのかなど選択肢は様々だと思う。
また、障害者雇用は賃金が低いなどの問題も無視はできないだろう。
今現在もそして、今後発達障害の診断が出た人たちが社会人として働く事になる頃にどうなっているのか?など現時点で不安を抱えている人の一つの事例になればいいのかと思って私はこれを書き綴っている。
次は、発達障害として診断が出てから障害者雇用として働くまでの間のお話しとなぜ障害者雇用で働くことにしようと思ったのかをお話ししたいと思う。
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