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子育て世帯こそミニマリストになるべき理由5選

こんにちは、子育てミニマリストのメメです。
最近は、お金の話やIT関係の話を投稿していましたが、今回はミニマリストネタです。

以前、Twitterに以下のような投稿をしました。

私たちはついつい、「〇〇だからうちには無理」「周りが××だから出来ない」というように、出来ない理由を「環境のせい」にしてしまいがちです。

私は今、「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」という本を読んでいます。
本の一説に次のような事が記載されています。

哲学者のスピノザはこう言った。
「人が不可能だと言うとき、やりたくないと決めているのだ」と。
モノを減らしたいとどこかで願いながらも、やはり捨てられないと思ってしまう。捨てられない理由を感じ取ることはとても大事だ。

第3章捨てる方法最終リスト55!! rule05「捨てられない」のではなく「嫌」なだけ

アドラー心理学でも、原因論ではなく目的論という考え方があります。
原因論とは「周りが〇〇だから自分が××なのは仕方がない」という考え方で、自分で改善できる余地がありません。
「子どものモノが多く子どもが散らかすから、家が片付かない」という考え方も原因論に当てはまりますね。

アドラー心理学の目的論では「自分が△△という目的を達成するために、××という行動をしている」と考えます。
先ほどの例では、「片付けるのが面倒くさい」→「片付けたくない」という裏の目的があるかもしれません。
つまり、「自分が片付けたくないという目的を達成するために、子どもが散らしていることを理由にしている」と考えます。
原因論との違いは、”自分自身の目的”を変えるだけで感情もコントロールできます。

子どもがいてもミニマリズムを実践している人は沢山います。
「より少ない生き方」の著者である、ジョシュア・ベッカー氏も休日の車庫の掃除に追われ、子どもとの時間が取れていないことに気づいた事がミニマリストになったキッカケです。

「子どもがいるからミニマリストにはなれない」、「パートナーのものが多いから我が家はミニマリストに向いていない」と考えてしまうのには「片付けるのが面倒くさい」、「無駄な買い物をした自分を振り返りたくない」という”裏の目的”があるかもしれません。

今回は、ミニマリストを目指していながらも環境のせいにしてなかなか一歩を踏み出せない方向けにミニマリストになるべき理由について紹介していきたいと思います。

1.ゴミやコストが減り、地球環境に優しくなる

ミニマリズムを実践すると、自分の本当に欲しいもの、必要なものだけを買うようになります。
買うものの量が減ると、商品の梱包材やモノの買い替えが減るため、ゴミが減ります。

実は、商品の梱包材だけでなく、商品の発送のコスト削減や、消費者が必要なものしか買わない事で需要が減り、生産者側も無駄なモノを生産しなくなるため、大量の在庫処分なども必要なくなります。

子どもたちには今と変わらないか、もっといい環境で生活して欲しいです。
ミニマリストの中には環境意識が高い方も多く、洗剤を植物由来のヤシのみ洗剤にしている方もいます。
皆様も、今一度、自分が買おうとしているモノが「心の底から欲しいモノなのか」を考えて少しでも地球環境に貢献してみてはいかがでしょうか?

2.モノが減る事で災害に強くなる

世界で起きている大地震(マグニチュード6.0以上)の20%は日本で起きているそうです。

グニチュード5.0の地震が全世界の10%、マグニチュード6.0以上の地震が全世界の20%が日本周辺で発生しています。

国土技術研究センター

モノが多いと、大地震が来た際にモノが倒れてきて怪我をしたり、足の踏み場がなくなりすぐ逃げられなくなります。
ミニマリストの中にはカーテンを持たない方も多いですが、何も処置をしていないとガラスが飛散して危ないため、最低限、飛散防止フィルムなどを活用を検討してみてもいいかもしれません。

寝室周りに何も置かないのは勿論、玄関や逃げ道の動線上に倒れてきそうなモノがないか今一度、確認してみてはいかがでしょうか?

災害とミニマリストの関係については、ミニマリストしぶさんの動画が参考になります。

3.金銭的な余裕が生まれる

ミニマリストになることで必要のない支出がなくなります。
我が家でも、ウェル活や楽天ポイントで光熱費を支払うなど、ポイントを活用して現金の支出を減らしています。

子育てにはお金がかかる、と言われますが子どもが小さいうちはそこまでかかりません。
我が家も一歳になった子どもが居ますが、月々の現金としての支出は25万円程度です。
ベビーカーやチャイルドシートなどの突発的な支出がありますが、中には子ども2人の4人暮らしで月20万円で生活している人もいます。

大学の教育費は600〜800万円程度必要と言われていますが、これは子どもが18歳になる時に必要になる金額です。
仮に700万円を子どもが18歳になるまでに用意する場合、利回り5%で運用できるとすれば(全世界株式は平均的にこれ以上の利回りがあると言われてます)、月2万円の積み立てで達成できます

楽天証券積み立てシミュレーション

子どもの将来の選択肢を金銭的な理由で狭めないためにも、今一度モノを買うことについて見つめ直してみてはいかがでしょうか?

4.片付けが楽→時間的な余裕が生まれる

親としてはこれが一番メリットではないでしょうか。
子どもの目の前で片付けると、子どもは”違和感”を感じ取るのか片付けたおもちゃから取り出そうとします!(私には嫌がらせをしているのでないかとすら感じられます。)

大きくなれば、一緒におもちゃの片付けや断捨離をする事で「今の自分にとって何が必要か」考えるきっかけになると思いますが、小さいうちは親が片付けるしかありません。
せっかくの休みも家にモノが多いと、片付けや家事に追われて子どもと接する時間が少なくなってしまうかもしれません。

子どもと生涯一緒に過ごせる時間は、
母親:約7年半
父親:約3年と4ヶ月

と言われています。
(参考:こどもまなび☆ラボ

子どもと過ごす時間を確保するためにもまずは、「モノを減らす」ことから始めてみてはいかがでしょうか?

5.おもちゃの数が少ないと子どもの創造力が向上する

アメリカのトレド大学の研究によって、「子どもたちが遊ぶ時、おもちゃの数が少ない方がより創造的である」ということが発表されました。(参考:Infant Behavior and Development)

この実験では、両親は子供を遊び場に連れてくるように指示され、子供は4個もしくは16個の玩具で一人で30分間遊ぶように伝えられます。研究者が観察したのは、被験者である36人の幼児における活動内容の数と創造性です。

すると16個のおもちゃで遊ぶ幼児に比べ、4個のおもちゃで遊ぶ幼児の方が創造的であることがわかりました。

さらに驚くことに、数が少ないおもちゃを選んだ幼児は、1個づつの玩具で長く遊び続けることができました
幼児たちは一つのおもちゃであっても別の遊び方を見つけ、それを取り入れることによってかなり長い時間遊ぶことができたのです。

ナゾロジー アシスタント

直感的には、モノが多い方が子どもの視野が広がる気もしますが、研究結果からモノが少ない方が想像力や集中力が高まるようです。
おもちゃが少ない方が少ないなりに自分で遊び方を工夫する思考が働きます。

「より少ない生き方」にも子どものおもちゃの量について言及されている章がありました。
興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は、子育てとミニマリズムの関係についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
子どもがいるとモノを捨てることよりも与えることに意識が向きがちですが、モノを減らすことのメリットについても感じていただけたのではないでしょうか?

私はよく、夫婦で他のミニマリストのルームツアーの動画を見ています。
子どもがいるミニマリストさんもいろいろなところで工夫されています。
InstagramやTwitterを見ているとオシャレに子育てしている人もいますが、他人と比較することにはあまり意味がありません。
比較するのではなく、参考にして自身のライフスタイルに取り入れる主体性が大切です。

最後に、私がよく観ているミニマリストしぶさんのルームツアーの動画を載せておきますので、参考にしてみてください。


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