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やっぱりネット上に答えは無い

本当の意味で自分で何かを決めることは難しいなと感じる。
ついネットで検索するし、自分の中で何となく決まったと思っても
家族、友人などが何となく発した一言が邪魔をしてくることも本当によくある。
たまたま見聞きした知らない他人の一言でさえもだ。

最近の話だが、引っ越しをして初めての美容院と婦人科を探すにあたってネット上のレビューをかなりチェックした。
口コミでまず初めに見るのは平均点と件数。
少ない件数で高得点では信憑性に欠ける。点数と件数のバランスが取れている感じがするラインというのが「自分の中」にあってそれを満たしているところをピックアップする。

次に口コミの内容。必ず悪い口コミを見る。
悪い口コミの内容で類似した内容がいくつかあればおそらくそれは事実に近いのだろうと認識をする。ただ実際にそこを訪れるのは自分なのだから、その類似している内容に対して「自分が」対処できるか判断する。

そうしていざ初めて行った美容院。
その日一人目の客だったのだが、受付してくれたスタッフさん以外のスタッフさん同士がずっと談笑していて挨拶がなかったことが「自分は」気になった。
接客業だったのもあり「朝イチのお客さんへの挨拶はするよなあ」と思った。
担当してくれた方は問題なかったけど自分の中にお店全体への違和感が出てしまったし美容院の新規開拓途中なのもあるし、次回は行かないと思う。

婦人科の方は少しの掛けがあった。口コミの内容がぱっくり割れていた。
すごく良かったという意見の一方で、事情聴取(?)を担当してくれるスタッフさんの一人がかなりハキハキと物申されるらしくそれに対してダメージを受けた女性が散見された。6年前から2週間前の口コミまでコンスタントに書かれている。
婦人科に対して理系科目の一つであり子宮はただの臓器でしかないと考える人(私)もいれば、婦人科=センシティブな科に感じたり、子宮に女性の魂が宿っていると考える人もいるので、どちらに属性があるかによって意見が分かれて当然だし、場合によっては体調によって対処しきれない人もいるだろう。

あまりの口コミの分かれ方に少し迷ったが、自分ははっきり物申してくれる人は苦手じゃないと判断して受診することにした。

受診当日も口コミ通りのスタッフさんはいた。
事情聴取中は辻褄が合わないと質問をし直されたり、思い出せる範囲で具体的に伝えるよう要求された。
でも覚えてないことに関しては正直に伝えればその通りにメモしてくれたし責められるようなことはなかった。人間は忘れる生き物ですからね。
子宮の超音波検査もこれまで受診した2つの病院で行ったトータル検査時間を超えるんじゃないかというくらいしっかり診てもらい、3ヶ月前に受診した別の病院では3つの子宮筋腫があると言われてたけど5個以上あるのが発覚。(おい!)
一気に状況が変わっていきなり治療方針がはっきりした。
つまり「私には」合っていた。

こうやってネット上でいくら答えを探してもわからないということを改めて体感した。
物を買う時、サービスを受ける時、家族や友人との付き合い方などなんにでも当てはまる。結局最後は自分の力で判断するしかない。
そうして再度自分の感覚をもうちょい信じてみようと思ったわけです。


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