見出し画像

【片付け×心理学】片付かない人の「心理」と「解決策」

みなさんこんにちは!
「ミニマリストのその先」という名前で活動しているnaoと申します。

【はじめに】
こちらの記事は
YouTubeで投稿している動画の台本を、
無料で公開しております。
YouTubeでは分かりやすく編集の上、全編公開済みです。

動画は画像をタップ↑

それではご覧ください!

ーーー

はい皆さんこんにちは!
ミニマリストのその先チャンネルのnaoです。

今回の動画では『片付けの心理学』と称して、片付けられない人の心理とその解決策についてお話していこうと思います。

片付けができなかったり、物が捨てられないことって一般的にやる気とか性格のせいにされがちですが、実はほとんどが心理学的に説明することができ、ある程度対策が分かっているものも多いです。

ということで、今回の動画では片付けられない人がどんな心理状態になっていて、どのようにすれば解決することができるのかを心理学の観点から解説していこうと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

それではご覧ください!

それでは『片付けの心理学』まず1つ目は誰しも一度は経験する「損失回避バイアス」についてご説明します。

片付けをする時に一番初めにぶち当たる大きな壁が「勿体ないから捨てられない」という感情だと思います。

実はこれ「損失回避バイアス」という心理状態が原因でして、人間は利益を得るよりも損失を避けたいと『強く』感じる傾向があります。

例えば物を手放すことで得られるメリットを十分わかっていたとしても、手放すことで起きる損失や不安の方が勝ってしまい、物を捨てられずに終わることって皆さんも経験したことがあると思います。

この心理状態をどうやって解決するのが良いのかというと、1つは一気に物を手放すのではなく、段階的に手放していき、物が減っていくことへの環境の変化や心理的な不安に少しずつ慣れていくことで「損失回避バイアス」を和らげることが可能です。

そして2つ目は物を手放す行為を損失だと捉えないことが重要でして、具体的にいうと例えば「不要な物を手放すことは新しいスペースを生む」と考えてみたり「手放すことで、また一歩綺麗な部屋に近づける」と考えるようにしていただき、失うことにフォーカスするのではなく得られるメリットに視点を移すことで「損失回避バイアス」の影響を減少させることができます。

こんな感じで目先の『損失』ばかりに気を取られるのではなく、長期的な『利益』に目を向けて片付けに対する向き合い方を変えることができれば、「勿体ないから捨てられない」という気持ちを緩和することができます。

それでは続きまして『片付けの心理学』2つ目は感情的な人が陥りがちな「エンドウィメント効果」について説明していきます。

こちらも先ほど同様「捨てられない」という感情に関わることになるのですが、具体的に言うと「エンドウィメント効果」とは、自分が所有する物に実際の価値以上の『感情的価値』を上乗せしてしまう現象のことを言います。

これの厄介なところは長期間保有した物ほど『感情的価値』がどんどん上乗せされていくので、時間が経てば経つほど手放しづらくなってしまいます。

特に生前整理をする際のおじいちゃん、おばあちゃんに起こりやすいのですが、何十年も使わずにとりあえず取っておいた物が自分にとって何だか大切な物のように思えて中々手放せなくなってしまうことがあります。

まさにこの状態が「エンドウィメント効果」になりまして、長い間物を所有するだけで、本当は価値がない物に対しても自分にとっては何だか大切な物であるような気がして手放せなくなることが原因です。

こちらの解決策としては、持ち物を主観で見るだけでなく客観的に見ることが重要です。

この状態の人の多くは自分の主観だけで『絶対に必要な物』だと思い込んでしまっていて、視野が狭くなっている可能性が高いです。

ですので家族や友人など、自分が信頼している人から客観的な目線でアドバイスをもらうことが効果的です。

それともう一つの方法として、メルカリなどのフリマアプリでその物の金額的価値を調べていただき把握することで、市場価値という第三者目線で物の価値を理解することも非常に効果的です。

これをすることによって感情的価値と金額的価値を切り分けて考えやすくなり、冷静な目線で物の価値を判断しやすくなります。

ということで、物に対して感情移入をしやすい方は気持ちと実用性と金額的価値をそれぞれ切り離して考えていただき、自分にとって本当に必要な物かを見極めていただければと思います。

それでは続きまして『片付けの心理学』3つ目はズボラな人ほどやりがちな「プロクラスティネーション」について説明していきます。

長ったらしい横文字で難しい言葉に聞こえますが、すごく簡単に言うと「先延ばし癖」になります。

先延ばし癖ってその名の通り「癖」だったり「性格」の問題でしょと感じる方も多いと思いますが、これも心理現象の1つとして説明ができます。

人間誰しも物事を先延ばしにしてしまうことがあると思いますが、これが癖づいてしまうとやらなきゃいけないことがあるのに目の前にある『欲』や短期的な『満足感』を優先してしまうようになり、自制心が働きづらくなってしまいます。

それではどのようにして解決したら良いのかというと、大切なのは『タスクの明確化と細分化』を意識することです。

人間やらなきゃいけないことがぼんやりとしていて曖昧な状態だと、脳が「別に後回しにしてもいいんだ」と思ってしまい、いつまで経ってもやる気が出ずにダラダラと先延ばしすることになります。

さらに、やるべきことのタスクが大きければ大きいほど、これからやることが何だかすごく大変なことのように感じてしまい、脳がストレスを感じたり、エネルギーの消耗が大きくなったりして、結果的に先延ばしに繋がってしまいます。

そこで『タスクの明確化と細分化』をすることが重要でして、ぼんやりと「そろそろ家の中を綺麗にしなきゃな〜」と考えるのではなく、例えば「今日のお昼までにキッチンを綺麗にしよう」みたいな感じで具体的な日時と場所を決めて、やるべきことを明確化することが大切です。

そしてその後さらに細かくやるべきことを細分化することが重要でして、例えばコンロやシンクなど、見える所から手をつけると決めて、その後は棚の中にある料理道具を整理しようというふうに、始める前からある程度道筋を決めておくことが重要になります。

そしてここまで具体的に計画すると、脳はそれを「実行可能なタスク」として認識し、やる気やモチベーションが高まりやすくなるため、先延ばし癖に対して非常に効果的になります。

ということで「方付けたい気持ちはあるんだけど何だかやる気が出ないな〜」という方は、ぜひ一度『タスクの明確化と細分化』を意識していただければと思います。

という事で今回は『片付けられない人の心理と解決策』についてお話していきましたが、如何だったでしょうか?

最後に今回の動画をまとめると、

今回この3つについてお話しましたが、正直これらの名称を覚える必要は全くないです。

ただ、自分の心理状態をある程度把握しておく事は、それに対する解決策が見えてくる事にも繋がるので、今回ご紹介した様な心理現象があるんだという事を頭の片隅に入れておいて頂ければと思います。

それと、お片付けに関係する心理学は他にもまだまだあるので、この動画が好評だったら第二段も作っていこうと思います。

それでは今回の動画はここまでにさせて頂きます。

この動画が参考になった、良かったと言う方は、いいねやチャンネル登録して応援して頂けたら嬉しいです。

それでは次回の動画でまたお会いしましょう。
「ミニマリストのその先チャンネル」でした。

さようなら〜

ーーー

最後までお読み頂きありがとうございました!

この記事が良かった、参考になったという方は
フォローやスキをして頂ける活動の励みになりますので、
是非よろしくお願い致します。

それでは次回の記事で、またお待ちしております。

YouTubeチャンネルはコチラ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?