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小さな花を高くかざして 光を透かしてみようよ

浅井健一さん率いるシャーベッツというバンドに『小さな花』という楽曲があるのですが。

素直な心だけじゃ みんなから馬鹿にされて 生きてはいけない

というサビの歌詞が鮮烈な曲です。

そしてこの曲の最後は、

小さな花を高くかざして 光を透かしてみようよ

と締めくくられます。

この最後の歌詞の意味にふと気づいたのですが、
小さな花を高くかざして 光を透かす
ってたぶん、ほんのかすかな、純粋な好奇心のことじゃないかなって。

誰でも「これってどうなっているんだろう?」って思うことありますよね。
特に子供の頃は、ひんぱんに。

そして実際に小さな花に光をかざしてみると、透き通って綺麗だったりして。
自然と「なんか綺麗だな」と思ってみたりして。
”思ってみたり”はしているんだけど、その思いは小さすぎて、言語化しようとしてもすっと消えてしまう儚い感触。
そんな気持ちにも、なにか純粋さがある。

つまりそれがサビで歌っている「素直な心」ってことじゃないかって。


「素直な心」と言えば、浅井健一さんの楽曲だと、AJICOの『美しいこと』にも出てきます。

素直な心で 生きてくのさ どんなに傷ついても 素直な心で

「素直な心」は大人になるほど、減っていくものかもしれない。
でも実は、大人ほど必要な気もする。

素直な心があれば、ふとした小さな美しさとか幸福に気づくことができる。

大人こそ、それに気づかないと、他人の批評や批判に生活が埋め尽くされてしまうような気がする。


ところで余談ですが、ベンジー(浅井健一さん)ほど、毎年コンスタントにフルアルバムを出す人っていないと思うんですね。
たぶん、申請したらなにかしらのギネス記録になっているんじゃないかなぁ。誰か彼をもっと表彰してあげて欲しい…と思う今日このごろです。


※これが最新アルバム↓


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星野ソーダ|ミニマリスト
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