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若さはいつか失われるもの

ここ数日体調が悪く寝込んでいた。今はもう熱は下がっているが、喉の痛みが収まらない。

それに伴って、筋トレもできなくなっている。

筋トレを始めて 5 年ほど経ったが、これほど連続で出来ない日が続くのは初めてかもしれない。

体の節々が、 ― 足の付け根だったり、喉であったり、鼻の奥だったり、―
常にどこかが痛い。


老いるとはこういう感じなんだろうか。
本やYouTubeも見る気が起きない布団の中、ただそんなことを考えていた。


筋トレでいくら体を鍛えていたとしても、40,50 代やそれ以上になれば、当然のように体の不調というのは出てくる。

若さはいつか失われるもの。だからそれだけに執着していてはいけない。


もし筋トレだけを楽しみにしていたら。
例えば今回のように体調を崩してしまったとき、骨折をしてしまったとき、

私の幸福度は一気に下がってしまうことだろう。


アンチエイジングという言葉がある。
体が老化していくのに抗い、体を若い状態に保つということだ。

もちろん若々しくいたい、元気でいたい、美しく見られたいという気持ちは理解できる。

だが、若く見られること。
そのことに自分の幸せを託しすぎていると。

いずれ失われることになる。

60 歳の人が、20 歳の人と同じように見られることはないのだ。


では失われない楽しみとは何だろう?

体に怪我を負ったとしても。

体調が悪くなったとしても。

歳を取ったとしても。

それは考えることだ。

人間は常に考えることができる。

何か新しい情報を得ること、本を読むこと。そうやってテーマを得て、常に考え続ける。

考えることは誰にも奪われない最高の楽しみなのだ。



読んでくれた方と、フォロワーに「ありがとう」を。

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