面倒くさがり屋を動かす方法 〜マーガリンから学ぶ〜
マーガリンの中にある謎のシート
朝食は、パン派?ごはん派?僕はパン派である。本当はごはんの方がいいのだが、準備が大変なので仕方なくパンになっている。
パンにもいろいろな種類があるが、僕はマーガリン入りのロールパンを食べることが多い。レンジで40秒チンするだけで済むから、とても楽だ。
しかし今日は、貰い物の食パンがあって期限が切れかけていたので、それを食べることにした。トースターで焼き、お皿に載せる。
冷蔵庫からマーガリンを取り出し、フタと謎のシートを取り出す。パンにマーガリンを塗り終わると、謎のシートとフタを閉める。
その正体はパーチメント紙
その時にふと思った。マーガリンの中に入っている謎のシートは何なのか?
これまで、意味も分からずに謎のシートをつけたまま保管していたのだ。
めんどくさがり屋の僕にとっては、あるまじきミスだ。意味のないものであれば、さっさと捨てればいいのに。
さっそく調べてみると、品質の劣化を防ぐための役割をする「パーチメント紙」というシートのようだ。意味はあったようだ。
なぜすぐに調べなかったのか?
調べるのは面倒なことだが、毎回パーチメント紙をとったり入れたりするよりは、楽なはずだ。
それなのに、なかなか調べようとしなかった。調べれば一瞬で分かることなのに。
そこで僕は考えた。
・謎の紙を調査する労力
・謎の紙を取ったり入れたりする労力(1回分)
を比較すると、後者の方が楽だ。当然、後者の労力は1回分ではない。
トータルすると100回以上は必要だろう。少し考えれば誰でもわかることなのに、僕は後者の労力を取っていたのだ。
これはつまり、こういうことだ。
「人間は、短期的に楽な方を選ぶ」
8月31日。終わっていない宿題。
思い返してみれば、この手の失敗はこれまでに数えきれないほどしていた。
・さっさと宿題を済ませておけば、8月31日に焦らなくてもいい。それなのに、朝早くから友達の家でゲームに没頭している。
・ちゃんと宿題やって予習復習もしておけば、偏差値の高い大学に入れて、給料の高い会社に就職でき、将来が楽になる。しかし、今夜から始まるパズドラのイベントを優先してしまう。
・洗い物をためると、泡を流す前のお皿を置くスペースがなくなり、余計に時間がかかるのが分かっているのに、ベッドでYoutubeを見てしまう。
人間は、頭では分かっていても感情が動かないと、行動に移さない。
人を動かすには、理論がベースにあったうえで、感情に働き掛けないとダメなのだ。
僕は会社で営業をやることがあるので、さっそく実践してみようと思う。ん?でも、どうしたら感情に働き掛けられるのだろうか?まだまだ勉強が必要だ。
これが知りたくて最後まで読んでくださった方がいたら申し訳ない。いずれ書くかもしれないので、今後更新されるnoteも読んでほしい。
というか、「マーガリンの謎のシートって取ったり入れたりするのめんどいな。」という職務怠慢とも思われる姿勢から、仕事に活かせる理論に気づくなんて、「才能アリ」だな。自分でもビックリだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?