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かみひこうひ#10

今回のは大阪から帰ってきたその夜とか、飛行機の中とかツギハギに書いてて、それらのつなぎ目をきれいにする時間が無かったのでかなり読みにくいかも、ごめんね

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こんばんは

まずは3日間(まぁほぼ2日間だけど)ありがとうございました。

とっても豊かで素敵な瞬間たちを過ごすことが出来て、時間が常に10倍速で流れていくほどに楽しさと、笑顔と、思考と、その他諸々に溢れた旅行でした。

にしても、ただひたすらに、あっちかったねぇ

二人でなんとかあの暑さに時に立ち向かい、時にやられ、時に上手くやり過ごした、そんな旅だったかなと思い返しております。

今回の旅行でずっと僕は「今」にしがみつくことに焦っていました。

「あ~もう一日が終わってしまった・・・」
そんな純度100%の虚しさと寂しさに打ち勝つ方法が僕にはまだ分かりません。

特に、「まぁまた大学で会えるしね」が通用しない相手に関しては。

だからこそ、

何でもない瞬間を必死に写真に切り取ってみたり

無力にこの時間が永遠に続くことを心の中で淡く願ってみたり

電車の席で、バスで、布団の中で眠る横顔をただ見つめてみたり

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新幹線で、未完に終わった「葛藤の記録」を読ませてもらった時、

僕はなぜか読む前から何が書いてあるのか分かっていた気がしていました。

だからこそ、それに気づかないふりをするために受け取っても

「字綺麗ね」とか当たり障りのないことしか言えなくて


読んでいるときも

なぜか自分が書いた文章を振り返って読むかのようにすんなり自分の中に入って来て

何も言えなくて

「そうだよなぁ、うん、そうなんだよねぇ、うん」

そのくらいしか頭には出て来なくて

僕は親から
「男のくせにお喋りでうるさい」とずっと言われてきましたが、あれを読み終えた直後の僕の言葉の出なさを観たら親は喜ぶでしょうか、
そんくらい言葉が出ませんでした

脳みその中でこれまで存在を無視してきた無数のゾウ達がどしんどしん脳みそを揺らしてきて

全てを考えすぎて何も考えられない

そんな感じでした

そこで僕は諦めてしまって”I have no response to give ya”と言ってしまいました

人を「そのまま」で受け止めるのが得意なあなたはすぐにそれを認めてくれましたが、僕がやったのはただの「対話の放棄」に過ぎません。

後悔してます

わかれた後、振り向くことも出来ず自分が乗る電車のホームに繋がる階段を下る途中、僕は気づいたら泣いていました

ホームに降りて誰も居ない駅の端っこの方でしゃがみこんで泣きました

立ち上がってハンカチを口に押えて音が出ないように泣きました

何を思ったか、さっき下った階段を走って登り、山手線のホームまで行き、左右を見渡してまた自分の乗る東海道線のホームに戻りました。

何を期待していたんでしょうか?
ただもう一回だけ目を見て「バイバイ」が言いたかったんだと思います。

そこから家までの帰り道はずっと、泣くのをこらえるという試みに成功したりしなかったりの約40分でした

誰も居ない家にやっとの思いで着いて、自分の部屋に入った瞬間、うなるように声を上げて泣きました

しばらくして気が済むとご飯をお腹が苦しくなるまで食べて、泣くなんてことが出来ないようにしました

これが渡せなかった僕の”response”です

果たしてなんで僕はただ「泣いた」ことをここまで伝えたいんでしょうか?
お涙頂戴を気取ってるのかな?それともただ自分を知って欲しい、という欲望の一つなのかな

分からないけど

思い返せば、この旅の中でたびたび思い知らされる「時間が持つ暴力性」と「それに対する自分の非力さ」に時々泣いてしまいたくなることがありました。

でも僕の体は残念ながら泣きたいと思った時に泣ける程便利に出来ていないらしく、ただ「あー、泣いてすっきりしたいな~ゲージ」がたまっていきました。(この溜まり具合がかなり進捗していたのも、万博に行く前30分潰した時に靴コーナーで僕が少し泣いた理由の一つでした)

それはさておき、東海道線のホームで自然と涙が出たのはそのゲージの溜まりがマックスまで行ったからなんだと思います


でも伝えたいのは、僕は「傷ついた」訳では決してないということ

傷つくにしては、この関係性は暖かみと、笑顔と、敬意と、好奇心と、下らなさと、それら全てに由来する豊かさが詰まり過ぎています
(だからこそこれに世間が一般的に付ける名前、もしくは何か新たな名前を付けるのが難しいんだよね、僕はそう感じてます、少なくとも)

楽しくて、
思い出すたびに、
写真にカオナシみたいな格好で映るあなたを見返すたびに、
笑みがこぼれて
心がじゅわっと暖かくなる

でもそれがあまりにも暖かすぎて、
満たされ過ぎて、

その対極にある、数週間後から訪れるであろう「寂しさ」「満たされなさ」の事を僕に想像させてしまうんです

だから泣いたんだと思います

うーんむずいね、訳わからんね笑

結局何が言いたかったのか良く分かんないけどとりあえず、これを僕が新幹線で渡せなくて後悔した"response"とさせて頂きます。

まだまだ整理が必要で、履修や団体のこと、プロジェクトのこと、沢山考えなきゃいけないことがあるので、


これからのアメリカでの約2週間はそうした事をゆっくり自分と向き合いながらゆっくり消化出来る時間にしたいと思います

あなたから学んだ、偶然の出会い達のきらめきに期待を込めて。

P.S.

あの「葛藤の記録」だけど、どんな形でも完成されたものが読めたら嬉しいです。「きれい」で「まとまった」結論を求めてる訳じゃなくて

ただ、このままだと
気持ちの整理の付け方も、
「いってらっしゃい」の言い方も、
分からなそうで、
9月からの自分が抜け殻になってしまいそうで少し、というかとても怖いんです

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