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エディンバラ留学#0え~、緊張するかも。わからん。

今は2024年9月5日の夜中。

いや、上の写真設定してるうちにもう6日になった。


パッキングは結局今日のギリギリにようやっと完了した。キャリーバッグはもう破裂寸前。寮に着くまで絶対に開けれない。

数日前までこんなだったのによく頑張った。

ちなみにこの写真の時から何も減らしていない。ぬいぐるみは多分別人になって出てくる。そしてウクレレは多分折れている。

硬い素材のキャリーバッグのはずなのに、横から見れば丸みを帯びている。こわ。


僕は明日から約9か月間、スコットランドのエディンバラ大学に留学をする。主専攻の政治学をメインに、副専攻のジェンダーセクシュアリティ研究もやりつつ、文学も少しかじってみたりする予定である。楽しみ。

帰ってくるのは2025年の6月くらい。

今から10時間後くらいには、成田空港から飛行機で出国している頃でしょう。

あんまり何かを継続することは苦手なんだけど、留学中はここで定期的に学んだこと、考えたこと、色んなことを言語化して残していきたい。未来の自分が読んで「ふぁ~こんな時もあったな、おもろ、自分」ってなれるように。

これはとりあえずその0個めの、出発前夜。

とは言ったものの、しょーーーみ何も書くことが無い。

でもこれは「何も感じてないから」では無くて、むしろその逆。沢山のことを、同時に感じすぎているのだ。

余りにも多くの感情が心の中を駆け巡っている。だからその一つを捕まえて言語化してたら、その隙に別の感情が腕の中をすり抜けていってしまうような、そんな怖さがある。

でもまぁやってみよう。どーせ大きく分ければ「ワクワク」と「怖い」の2種類なんだし。


やっぱりワクワクしてる

大学入学以降、あらゆるタイミングでふと感じるのは「一年前とめっちゃ変わったな、自分」という感情だ。

そうした感情において「変わった」ことは多岐にわたる。

興味関心の分野、思想、考え方、人間関係の結び方、やってること、やりたいこと、会いたい人、会いたくない人、周りの環境、ありたい自分、世界観、人間観、表現したいこと、などなど。

自分がそれまで歩いてきた道のりを振り返ると、以前からの変りように驚くことが多々ある。

そっか、少し前はそこにいたんだ。
でも今はそこには居なくて、今は別の所に向かってるんだ。

どっちが良い/悪いとかでは無く、単に「前の自分」と「今の自分」の間にあいた「距離」に驚かされ、嬉しくなる。そして、前と今がそんなに距離があくということは、「今」と「これから」も自分が想像できない以上に距離があくということを意味する。

そこにとてつも無い「ワクワク」を感じる。楽しみで仕方がない。

どこに行っちゃうんだろう、自分。どんな出会いをしちゃうんだろう。どんな世界を「世界」として認識しているんだろう、9か月後の自分は。

人間として成長することは、自分の中で全てを消化することだと思っていたけれど、どうやらそうでもない(場合もある)らしい。

信頼の目配せと共に、人に頼りながら、感情を適度に投げつけながら生きてみたい。そんな留学関係なく人間としての目標もあったりする。

更には、数日前に出会ったバーのマスターに、スコットランドがいかにバーテンダー達にとって憧れの地であるかにっこにこで熱弁されたので、ウィスキーの魅力探しも「楽しみなこと」として急遽生まれた。


わー、どうなっちゃうの、自分。


こんなワクワクは人生の中でずっと大切にしていたい気持ちだ。楽しみながら、「生きること」に対して少し俯瞰するこの感じ。今の自分にはそれがぴったり馴染む気がする。

んーなこと言ったってやっぱ怖い

自分のことは自分が一番わかっている。特に、自分が「出来ないこと」、「苦手なこと」は。

とっさの勇気の出なさ、自信、精神の不安定さ、継続できなさ、英語力、計画性の無さ、お金の管理、他者信頼と自己開示、挙げだしたらキリがない。

今後もこれらの「出来なさ」は絶対一回は発現するだろうし、そこで自分は大きく傷つき、引きずるだろう。慣れることは無い。

それに、これからの9か月間、少し前までいつでも会えた沢山の大切で大好きな人達に、そう簡単には会えない。これは単純にとっても寂しい。いつでも色んな人との豊かな時間を思いだせるよう、大量に写真をコピーしてカバンにねじ込んだ。

この「会えなさ」は、「次会う時までにいっぱい話すこと作らなきゃ!」という前向きなモチベーションに繋がることもあれば、逆に自分の「できなさ」に凹むその沈み幅を増幅させることもある。

結局はその時の心の状態によるのだ。

でもこうして言語化したおかげで、少なくとも自分のどこに取り組めばいいかは分かった(気がする)。これは重要なことなはず。実際に取り組むかはさておき。

それに幸い、自分に甘くすることは慣れている。だから適度にその手段も使っていこう。

うん、じゃあそんな怖くないわ。

・・・・・・・・。

いや、今はそう思ってるだけなんよな、これ。

こんな感じで、気持ちがあっちこっち走り回ってるせいで、その躍動感が「緊張」としてしか認識できない。これが出発前夜という「今」の、最大限正確な表現だろう。


2025年6月に自分がこのnoteを読んで何を感じるのか、考えるのか。そんなことに希望と不安と緊張を込めて。

2024/9/5と6の間
Miniguchi

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