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2022年下半期マイベストソング
今年も残り2週間という信じられない事実を目にしています。
Spotifyまとめ2022によると、今年一年で1056曲の音楽を聴いたらしいです。今年はSpotifyでポットキャストをめちゃくちゃ聞いていたこともあって、去年よりも触れた曲数は減ってしまい、、、
来年はもっと多くの作品に触れようと決意した瞬間でした。
ということで!今期も個人的ベストソングとして8曲をランキング形式で紹介します!
第8位 METAMUSE 「tiffany tiffany」
今年7月にZOCから改名をしたMETAMUSE(メタミューズ)。ZOCはずっと精神的に(?)安定しないグループで、内部事象が明るみに出るたびに絶望してしまうんだけれど、、音楽は絶対に裏切らない。この曲は改名後初のシングルで、たくさんの思いが詰まったメッセージ性の強い曲です。
生まれ変わったら アイドルになりたかったな
アイドルが、曲の冒頭で、この歌詞を歌う破壊力はすごい。
この曲のバックグラウンドについて、たくさんたくさん語りたいことがあるんだけれど、ここで文字にしてはいけないような気がするので
もし曲を聴いて、歌詞やこの楽曲が持つ意味を知りたいと思ってもらえたら、ぜひ、大森靖子のインタビューを見て欲しい。(該当箇所を時間指定しています)
”無くなってしまう宝物”の色なんだなってーーー
ティファニーブルーを纏って歌い踊る姿、見たかったな...
第7位 日食なつこ「√-1」
発売は今年の3月ですが、聞き込んだのは下半期なので今期にランクインしました。
日食なつこさんの曲はメロディやリズムが無条件に好きなので、音に気持ちよくさせられてしまって歌詞を聞き込むところまで行かなかったりするのですが、久しぶりに歌詞を見ながら聞き込んだ1曲。
曲名を見て、√-1=i から”愛”を連想させて恋愛ソングかなぁとか浅はかに考えてしまった自分を恥じたい。
虚数、存在しない数をテーマに、”虚”を追いかける姿が青臭く書かれています。
日食なつこさんの歌詞は真っ直ぐ真っ直ぐ、心に届く。
第6位 Creepy Nuts 「2way nice guy」
耳心地が良い音楽って、こんな曲のことを言うんだと思う。この歌詞のためのリズムだし、このリズムのための歌詞なんだと思えるような、ここまで”ハマってる”楽曲ってなかなか無いなと。
持ち替えて裏っ返してme & you
適材で適所ならfeelin’ good
今あえて放っといて静観中
ぶつかってへっこんでfeelin’ blue
まだ来てないだけのタイミング
まさかって所にハマる
2way nice guy
この部分、リズムに完璧にハマってる歌詞が気持ちよすぎて何回でも聞きたいし、何回でも口ずさんでしまう。
第5位 リサイタルズ 「888月〜夏にも程がある〜」
大人気グループYouTuber、東海オンエアの目立ちたがり屋3人によるグループ内ユニット、リサイタルズ。今年も新曲がリリースされました!!!
リサイタルズ定番のエースのトンチキ作詞が、アイドル風王道夏ソングと組み合わさっていい味を出しています。
あの花火は白滝みたい 蝉の声 逆音波で打ち消す
私はこの歌詞に大感動してしまいまして。。。
日本のどこにも存在していなかったであろうこの比喩。なのに、聞いた人全員が白色のしだれ柳と、花火の音が鳴リ響いた後の静けさを想像するであろう作詞能力、、、。
これを落ちサビに持ってくるセンスも素晴らしい
最近の秋元康よりもいい歌詞書いてるよ、、、しばゆー、、、
第4位 原因は自分にある。「Q」
今年出会えて良かった~!と思ったグループ第1位の原因は自分にある。、略してげんじぶ。「どっちがグループ名?曲名?」ってなるやつですね。原因は自分にある。がグループ名です。
スターダスト所属のグループなんですが、コンセプトや曲調が今までにはなく前衛的で、一貫性があります。この曲が好みな人はげんじぶの曲全部好きなはず。
楽曲提供を受けているグループでここまで音楽性を振り切っているのは珍しいなと。久下真音さんという方が多くの曲を提供しているようです。
(調べたところ、欅坂46「サイレントマジョリティー」の編曲を担当されている方で、作品一覧を見たらほかにも好きなアイドルソングをいくつか提供されていました、、、引き寄せられてる、、、)
第3位 米津玄師 「KICK BACK」
はい。入らないわけないですよね。もちろんランクインです。
楽曲がフルで公開される前から、チェンソーマンの本予告でサビを狂ったように繰り返し聞いていました。
この1500万回再生のうち、100回くらいは私が再生しています
私はハロヲタでありつんく楽曲のファンでもあるので、他の人よりは少し、この曲を深く咀嚼できていると思っています。
つんくさんが書く曲は、恋をしてても、ジェラシーを感じてても、世界平和を願っているし、世界全てを包み込んでしまうような力があると思っていて。そのつんくさんの詞とチェンソーマンの世界観、米津さんならではの解釈と楽曲とが自分の中であまりにも完璧にかみ合ってしまって、これ以上はないと思える楽曲です。
2番のBメロの壮大な曲調への展開をはじめて聞いたとき、素晴らしすぎて涙が出たのを覚えています。
サンプリング元もロックで狂ってて最高なので、是非聞いてくださいね!!!!!!!
努力 未来 A BEAUTIFUL STAR
第2位 Official髭男dism 「Subtitle」
YOASOBIが「小説を音楽にするユニット」なら、髭ダンは「映像を音楽にするバンド」といえるくらい、映像作品を音楽に落とし込む力が素晴らしすぎる。はじめてSubtitleを聞いたときは、過去のタイアップシングルと比べると映像作品の中のキーワードを直接的に歌詞にしていない印象を受けました。なのに、紡がれた言葉一つ一つがつながると、silentの登場人物たちの事を思い浮かべてしまう。新しい音楽への落とし込み方を感じて、藤原さんのすごさを再度実感しました。
「手のひらが熱いほど心は冷たいんでしょう?」
冗談でもそんな残酷なこと言わないでよ
別に言えばいいけど 全人生を賭けても ちゃんと覆さしてよ
この歌詞が、手話を仕事にした春尾から奈々さんへの想いが詰まっているように感じて、聞くたびに2人のシーンを思い出してしまいます。ドラマのストーリーが進むたび、さらに趣を増すSubtitle。凄すぎる、、、
そしてドラマ好きとしてはsilentも一緒におすすめしなければなりません。
「よくある恋愛ドラマでしょ?」と思っている人にこそ見て欲しい。思っている通り、一組の男女とその周りの人々を描いた作品なのですが、それをあり得ないほど丁寧に、時間をかけてゆっくりと描いている。他のテレビドラマにはない脚本と演出の丁寧さが、silentの良さだと思っています。今からなら最終回も間に合いますよ、、、!!
第1位 FantasticYouth 「小喋日和」
はじめて聞いた瞬間から、一目惚れ、ならぬ一聴惚れしてしまった曲。
FantasticYouthは壮大な世界観が完成されている楽曲が魅力で、ドラマやアニメのタイアップでは、その作品に合った完璧な楽曲をきくことができます。
その一方で、自分にとっては強い世界観がゆえに聞くタイミングを選ぶアーティストという印象がありました。
しかし今作の曲名は小春日和を引用したであろう小喋日和。FantasticYouthらしい世界観も残しながら、日常に寄り添えるような素朴さや希望を感じる曲調。いつでもどこでも、何回でも聞いてしまう音楽でした。
もうこれ以上は語れません。曲調、メロディ、歌詞、全部が大好きです。
君の色は 何色?
2021年のベストソングの記事では曲へのコメントは本当に一言だったのに、気づいたら一曲一曲に長文をつけるようになってしまいました、、笑
コメントが長い曲はその分思い入れも強いですし、逆にコメントが短い楽曲は、曲のバックグラウンドを抜きにして、ただ”音"を聞いて好きになった曲なので、是非一度聞いて欲しいなと思います。
2022年はもっと文章を書きたいなと思っていたのですが、この投稿が最初になってしまいました。2022上半期のベストソングが下書きに入ったままなのでもしかしたら公開するかも、、、!