ミントのラブダイアリー1 12話
乱暴に開いたドアの先には、神奈川と福島がいた。
「やあっぱりここにいた。保健室にいないんじゃあ、おまえがくる場所はここぐらいしかないしな。」
挑発的な目線で福島が言う。
「おい、ミント、こんなやつとつるむな。いい加減こっちに来い。ほら」
ぐいっと私の服を引っ張る。
私は力を込めたが、椅子から無理やり立たされた。
連れていかれそうになったが、力を入れて堪えた。
福島は軽く舌打ちをして手を離す。私は後ろに倒れた。
「おい、一成、ミントから離れろ。おまえがかえってこなくったって誰も困らねーんだよ」
福島は一成を思い切り殴った。
つづく
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