率直な感想


私の大切なものが傷ついた時、
それを端から見ていた人が言った。

「もったいないね!」と。

衝撃だった。
確かに、多少は不便になるかもしれない。(否、むしろ味だとも思ふ)
もったいないという感覚は全く持って生まれなかった。
だから、傷がついたとか価値が下がるとかいう評価が驚きだった。

「そうかそうかそういう見方もあるのかあ」

傷は、
生きてきた証。
時間を有してきた証。

傷があればあるほど歴史は深く、
私の中で生まれる価値は重くなっていく。

私は新しいものに魅力を見出せないし、
綺麗なものには  ソワソワ  する。

自分が傷物だからより傷があるものに埋もれたいのか?
自分が薄っぺらいから物語るものに隠れたいのか?

真意は分からない。


ただ
古いものには惹かれてしまうのです。




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