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不思議な感覚


煌々と照らされた部屋から
「またね」
と言ってあなたが出ていく。

真っ暗闇な扉の向こうへ進んでいく。

私は確かに世界と繋がっていたはずなのに、
あなたがいなくなった瞬間から
時空が歪んでいく。
遠く、遠く、分断される感じ。

世界とは断絶されたところで
煌々と照らされ続ける私。

いつまで経ってもあなたは来ない。
いつまで経っても時は動かない。

私だけが置いてけぼり。


そんな事は知らない世界が、ずっと動いている。




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