[GBA:46] 悪魔城ドラキュラ Circle of the Moonと私。
以前「メトロイドフュージョン」の記事(↓)にて
「「メトロイドヴァニア」のタイトルを楽しんでいたものの、
ジャンルの元祖である「メトロイド」には手をつけて来なかった」
と述べた。
この言葉には続きがある。
実は同じくジャンルの元祖である「キャッスルヴァニア」も手をつけていない。
そんな訳で今回は深い反省と共に取り組んだ「悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon」について綴る。(以降、「CotM」と省略する)
結論を先に述べる。
ロンチタイトルとは思えない完成度だ。傑作と言わざるを得ない。
悪魔城ドラキュラ Circle of the Moonとは
コナミから2001年3月21日に発売された「CotM」はGBAロンチタイトルだ。
シリーズ内では「X」に続く探索型ドラキュラ2作目という立ち位置で、今や人気ジャンルとして定着したメトロイドヴァニア黎明期の傑作である。
ちなみにGBAでは他に2本の探索型ドラキュラが発売されており、どちらも高評価かつ中古価格が高騰している。私のような所有欲に塗れた変人以外は素直に移植版の「Castlevania Advance Collection」をプレイされたし。
個人的に特に良かった点はグラフィックと操作性。
プレイヤーは主人公・ネイサンとして打倒ドラキュラを目指して悪魔城を探索するのだが、この悪魔城の背景グラフィックが素晴らしい!
ゴシック調の調度品が飾られた廊下、薄暗い地下道、荘厳なステンドグラス。
どれもロンチタイトルとは思えない美麗なドット絵で雰囲気抜群である。
多関節で動く巨大な敵キャラクターも圧巻だ。
また、操作性も想像以上に軽快だった。
ゲーム開始早々にダッシュや二段ジャンプを習得するので、元気に悪魔城を駆け回るネイサンの姿を見られる。
DSSでガッチャンコ!
DSS(Dual Setup System)は2枚のカードを組み合わせる強化システムだ。
効果は武器強化にバフ、使い魔召喚など全100通り。
状況や好みに合わせてネイサンを好きにカスタマイズできる。
自由度が高い反面、カード入手難易度の高さがネック。
敵のドロップアイテム限定な上、ドロップ率もかなり低い。
攻略情報なしでコンプリートするのはほぼ不可能だろう。
ちなみに私のお気に入りは「サーペント×ジュピター」。
ネイサンの周りを氷の玉が回転するバリア的な魔法だ。
回避に専念しつつ、氷の玉で敵HPを削る戦法には大変お世話になった。
おかげで何だかんだ攻略情報に頼らずラスボスまで漕ぎ着けたのだ。
しかし、辿り着いた先には絶望が待っていた。
ドラキュラ伯爵が強すぎる。。。
冒険中、ずっと私を支えてくれた「サーペント×ジュピター」では歯が立たない。
降り注ぐ隕石に十数回叩きのめされ、私はGoogleに頼ることを余儀なくされた。
調査の結果、隠しモンスターの落とす召喚魔法カードが有効と判明。
早速取りに向かうが・・自力で気づいたプレイヤーが当時どれだけいたのか疑問だ。
ただ、入手困難なだけあり効果は抜群!
新たなカード「ウラヌス」によるド派手な召喚術にて無事ドラキュラ討伐に至ったのであった。全体攻撃+無敵はいかんでしょ。
悪魔城ドラキュラ Circle of the Moonを終えて
グラフィック、BGM、アクションと非常に高いレベルでまとまった作品。
DSSのバランス調整はやや難ありだが、他に欠点らしい欠点はない。
これがロンチタイトル、シリーズで見ても探索型ドラキュラ2作目とは恐れ入る。
恐るべき完成度の傑作だ。是非、後発タイトルも遊びたい。
ハードオフ店頭で見かけたら値段に怯まず購入することをここに誓う。
(「Castlevania Advance Collection」が脳裏をよぎるが・・)
さぁ、次のゲームへ行こう。