曽我部小屋の解体/大きい小屋編
屋外作業は楽しみを作って大変なことも、天気も、その場で味わ得ることが大切。
春休みに入り、インターンを終えた弟子が久しぶりに戻ってきてくれました。これは心強い。小屋づくりメンバーがいるものの、みなさん働いておられるので参加していただけるとしても週末土日になってしまう。平日に作業に入ってくれる弟子の存在は大きい。
前回の小さい小屋は完全一人作業だっため、昼食も作業に熱中してほぼ抜き、お茶セットも持ってきていたのに目標まで進めてしまうことばかりで余裕がありませんでしたが、今回は2人。昼食やコーヒーはどうしようかと前日から楽しみもちゃんと準備してきました。
波板剥がし器入門
予定していたスケジュールからは変更となってしまいましたが、屋根スレートも業者に解体してただき、やっと波板剥がし作業が始まりました。弟子にも波板剥がし器を早速使ってもらいました。
私はオンライン会議があったため、そばに停めた車で会議に参加。その間に弟子は剥がし器と奮闘。どれどれ上手く扱えているかな?と、たまに様子見ていましたが、すぐに使いこなしたようでどんどん釘を抜いていってくれていました。
さすが、「生活再考入門」の下地が生きている(??)。優秀!!優秀!!
今回から使う波板剥がし器は新しく作ってもらったもの。前回の借りていたものと比べると、大きさが小さくなったので大幅に軽量化され扱いやすくなっています。まだ鉄生地のままなのですが、錆びにくいように塗装をし、その他少し手を加えていきたいと思っています。民具BANKの「出会い民具」として扱いながら、Nさんの許可を得て新しい民具として作ってみたいと思います。
波板の印付け
どのように波板を使用していくのかまだ決まってはいませんが、解体後の保管と使用も含めて一応各波板に番号を振り分けていきます。
どの方角にあるものか?そして上下段どちらで左から何番目に位置しているかで記録してみました。
ipadを使うと現場での記録作業が早く分かりやすくできる。記録用はあらためて自宅にて紙に描き起こします(予定)。
天候悪化雨雨雨でも楽しむ
前回の小さい小屋の解体で出た木の廃材を使い、焚き火をするのが大きい小屋作業の楽しみの1つ。ちょうど夏に発掘調査が行われできていた跡を利用して焚き火を行った。焚き火の目的は廃際の処分、暖を取る、昼食とコーヒーを入れるためのエネルギーとしての利用。
ちょうど昼食の頃には雨が降り出してだんだん激しくなってきたが、多少雨に濡れても火に当たっている方が心地よい。弟子はあまり焚き火に慣れていないみたいなので、木材の準備から火のくべ方を教えていく。といっても私も焚き火のプロフェッショナルではなく、火を扱いたくて日々ウズウズし、こういった機会を利用して楽しんでいる程度です。毎回色々とその場で工夫してみると発見があって面白い。やっぱり何でも経験してみることが大切ですね。
BBQ用の網を持ってきてていたので、ちょうどいい小さな窪みのところに崩れた石垣の石を利用して窯を作りました。メインの焚き火から必要な木を持ってきて火力調整しながら
昼食はラーメンで食後はコーヒー。弟子に豆を手挽きしてもらい、雨と霧がかった風景を楽しみながらゆっくり時間を過ごす。
さあっ午後からも波板剥がしといきたいところでしたが、雨脚が強くなり、止む気配もないので、地面がぬかるんで帰れなくなってしまう前に本日の作業は終了して撤退することにしました。
前日の天気が良すぎてうっかり天気予報を確認しそびれ、生憎の雨作業となりましたが。これはこれで楽しく発見もたくさんあったので、充実した1日でした。屋外の肉体作業は楽しまないと続けられないですね。
次回の焚き火では焼き芋等ほったらかし調理系を検討。いやー楽しみ。
軽トラ必要!
軽トラ用の農道をミニバンで行くので、いつもヒヤヒヤ。石垣でホイールを擦ってしまうのは仕方がない。という感じでいつも現場に行っていますが、民具を含めて運搬することを考えるとやはり軽トラの入手が急務!!
この日も雨が降って泥濘んでいたので、ヒヤヒヤでした。
今後の予定
この日弟子と2人で作業した進み具合をみると2日であれば十分波板の撤去はできそうです。あとは骨組みの解体ですが、こちらは小さい小屋と比べると大きさもあるので解体中に崩れない工夫をしながら作業を進めないといけないですね。解体完了は来週でしょうか。
明日3日は小谷建設候補予定地を見にいきます。年度内事業なのに予定地が白紙になってしまい、また場所が決まっていない状況です。焦ります。。。
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