私達は言葉の持つ力を知っている(前半)
こんにちは、サバトラです。
木村花さんの報道を受けて、ネットを中心に芸能人や政治家、インフルエンサーなど様々な方々が声を上げています。noteを始めたばかりでおおよそネットでの誹謗中傷とは無縁のサバトラに何か発言できたものかとも思いましたが、私からもここに書き留めておきたいことがあります。
長くなりそうなので、2つに分けようと思います。
私達は言葉の持つ力を本当はよく知っている
「誹謗中傷によって相手が傷つくということがなぜ分からないんだろう」という嘆きをツイッターなどでここ数日よく目にしました。しかし、アンチと呼ばれる人たちの大多数は悪意を持った言葉が相手を傷つけるということを分かっていてやっていると私は思います。
言葉には力があります。世界に詩や物語が溢れ、音楽に歌詞がのせられるのは言葉の力が人々にとって重要だということの何よりの証拠だと思います。たった一言に救われることもあれば、恐怖で震え上がることだってあるんです。
銃はいいです 剣やナイフと違って人の死に行く感触が手に残りませんから
唐突に鋼の錬金術師のセリフの引用ですが、私は今回の誹謗中傷はこれに近いものがあると思います。
もう一つ例をあげるなら、親が子を殴ったときに「殴る方の手も痛いんだ!」なんていうシーンでしょうか。別に殴るのがいいとは言わないが、フィジカルな攻撃は攻撃する方にも相応の反動があります。そういう意味ではネットでの一方的なコメントというのは相手のダメージの手応えがないと言えます。
殴った手のように痛むこともないし、傷ついた表情をみることもないです。それは時にはより過激な言葉の暴力を助長します。
悪意のない言葉にですら人は打ちのめされる
私は幸い人生の大半を優しい世界の中で生きてきたので、悪意のこめられた言葉をめちゃくちゃに浴びせられることはなくここまで来ました。
そのくせ偉そうにこんな投稿をしているのは、私は悪意のない何気ない言葉に打ちのめされたからです。
言葉というのは悪気はなくとも、わざとではなくとも人をひどく傷つけることがあるんです。それだけのパワーを持っているということを知っていたら、もう少し優しい世界になるかもしれないと思い、このnoteを書いています。
前半はここまでにしたいと思います。
後半書きました。
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