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創造しつづけるわたし
詩集「ハーフムーン」のこと
この詩集は2001年12月に文芸社から出版されました。
6年前に絶版するとの旨連絡をいただき、しばらく流通方法を失っていました。わたし自身もこの詩集には、書いた当時の病気が重かったり、また当時の家族関係を解消したり、その間の葛藤を見るのが苦しく、あまり読み返すということをしていませんでした。
この詩集には、自分のホームページで書いていたものと、書き下ろしの作品も多数あります。当初半分の量で考えていましたが、編集担当から50編は必要であること、自分の「得意な」作品だけではなく、まるごと自分を吐き出すような作品も出してほしいことなど求められ、産みの苦しみを超えた作品たちでもあります。
ハーフムーンに出てくる「語る人」は、リアルなわたしの場合もありますが、友人やニュースなどから得た情報から作られた人もいます。
しかしどの人も基本的には仕事をできない精神的病を抱えて、自分の居場所について常に悩んでいます。生死のメモリは生の側から少しマイナスに寄っていますが、積極的に消えてしまうことは考えていません。
むしろじりじりとなんとか生き延びて、自分が自分として何らかの役割を果たせる場所を探し出したい築きたいという願いが強くあります。
この部分が、生み出されて20年近く経って読み返したとき、まさにある種の普遍性を持って現在のわたしに語りかけてくる力があることに、わたし自身が気づきました。
ある友人が「いつも枕元に置いて清涼剤のように、安定剤のように、またはも少し毒気のある酒のようにつまみ読みしていた」と言いました。その友人も同じような病を抱えていました。「けれどいつの間にか読まなくなった。それは僕にとって卒業というか、そうして背中をなでたり押したりしてもらわなくても良くなったような、そういう存在だった」と、告げられました。
また「こう来るだろうと思った逆側に行く飛躍と矛盾が面白い」「一見個人的な話だけど、笑っちゃうくらい社会的に壮大すぎてそんなこと考えてるから苦しくなるんだろうとツッコミたくなる」などの感想ももらいました。
2001年〜今日までというと、まさに「失われた20年」と呼ばれる時代でもあり、弱みのあるものの居場所がどんどん狭くなり、自己責任の嵐で浮上が困難な時代とも重なります。
noteというツールを知って、まず販売できるまとまった「読み物」をひとつ世に送りたいという単純な動機で読み返した詩集でしたが、書いた自分もそれなりに新鮮に色々と感じ取るものがありました。
今回は紙の本ではなくWEBマガジンとなりますが、皆様にもなにがしかの役割を持ってポケットに入れていただければ幸いです。
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イラストや文章を書くこと、人の話を聞いて喜んでいただける。
そのうえで自分も健康面でも金銭的にも幸せに生きていけたら。それがわたしの大きな願いです。
だけど自分だけが幸せでも仕方ない
わたしの使命は二つあります。
ひとつは上記のようなビジネスで自身が成功していくこと。
もうひとつは、社会を変えていくひとりとして、生きていくことです。わたしが最も尊敬する人は、いわさきちひろさんです。
※画像をクリックすると、ちひろ美術館へ旅ができます。
いわさきちひろさんはあの誰でも好きになってしまう絵柄で、愛と平和を命をかけてうったえて命をまっとうされました。
わたしもそのように生きられたら幸せだなと思います。
したがってわたしの書くものは、時々社会的だし、大いに政治的です。
だけどね。
政治に無関心でいたくても、無関係でいたくても、例えばわたしたちの最低賃金を決めたり、年金を決めたり、新型コロナの補償金を決めたり、マスクを配ったり。
そういうことは結局全部、政治で決まるんです。
わたしは子どものころひどいいじめにあっていたので、いじめの耐性は人より極度にある面と、ない面があります。ただいっかんしてわたしがきらいなのは「弱いものいじめ」です。
基本的に権力者は強者です。だから弱者をいじめたら。
次の選挙では勝たせませんよ。
そういうわたしの生き方に共感してくださる方と、ビジネスパートナーになれることを願っています。
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