学ばねば。
ジェンダー平等の実現のために
わたしの日常はアルバイト生活です。仕事内容自体はすごく楽しいです。ただ自分の働きにたいして賃金がどうかというと、正直なところ、安いなと思います。
安いだけならまだいいのですが、例えば本来わたしが決めてはいけないようなこともわたしが決めざるをえないような状況が続くと、ストレスもたまるし、途方に暮れる感じがします。
そんなわたしがやりがいを感じる仕事の中に、広告物(フライヤーもサイトも)を作るというものがあります。ただわたしはデザインを専門に学んだわけではありません。
学んだわけではないけれど、一応実務経験はそこそこあるので初心者でも素人でもありません。といっても学んだわけではないので得手不得手の境目が極端だし、ぶっちゃけ低く見られます。「君の亜流でしょ」と言われてしまいます。
もちろん仕事をするうえで意見が合わないとか、作風の違いとか、いろんな違いはそれこそプロでもあるわけで、プロから見て「それちょっとおかしいでしょ・・・」ってことも、素人のクライアントの主張が強くて通らないことなんかあるのはわかっているのですが、それにしても学んだ経験がないのを理由に「生意気でいうことをきかない人」扱いされてしまうと、とてもしんどいものがあります。
仕事の楽しさを思うと、仕事を減らされたらうれしいかというと、正直うれしくはありません。
やっぱり仕事に見合った賃金が欲しい。それが願いの着地点のように思います。
ジェンダー平等を何ではかるのか?
わたしの職場の場合は、非営利の業務もあるので、賃金の安さをとりたてて主張することは間違っている部分もあるのです。なのでわたしのこの主張は職場への文句がメインではなく、一般的な女性の仕事というものはわたしのようになりがち、というのをふまえて書きます。
どうやら、経済・教育・健康・政治の4分野14項目ではかられているようで、今回は特に政治ジャンルで後退したことが大きいようです。また「賃金格差」については、非正規雇用のうちの7割が女性が占めていることなどをふまえて考えられれば、単に正規非正規の格差だけではない、女性のチャンスの欠如も問題であるといえるのではないでしょうか。
これは国をあげて取り組むべきことで、誰がそれを決めるかというとそれは政治家、つまり国会です。国会議員を出している各政党ごとの努力ももちろんですが、わたしたちがジェンダーギャップをのりこえる努力をしている政党や政治家を選んでいるのかという問題もあります。
そして単に公約だけで縛るのではなく、国連で出されている「女性差別撤廃条約」に批准することも道づくりになります。こうした条約を批准すれば仮に政権交代が起こったときも、簡単に後退させることができなくなります。なので口だけで「女性の活躍」という政治家を信用してはいけません。
① 所属政党がジェンダーギャップに取り組んでいるか候補者のバランスを見る
② 公約に「女性差別撤廃条約」を批准し法制化を明確に入れているか見る
③ 日ごろから女性の非正規雇用や貧困の問題に取り組んでいるか見る
最低限三つの点でシビアに有権者が見ることで、日本はもともとあるポテンシャル(特に男女平等の教育を高校生くらいまでは確実に受けられている)を生かして、劇的に進歩していけると思います。
これだけはボランティアではしないこと
わたしはイラストを描くことと、喋りの仕事の二点は、ボランティアではしないと決めていました。しかし喋りのほうは、学んでから時間もたってしまい、また世の中が動画文化になったことで、喋り自体の専門性の価値が変わってきてしまいました。
台本を上手に読むことは、現代に求められるスキルではないのかもしれません。(映画や演劇は別ですが)したがって十年ほど前から喋りボランティアは解禁しました。
もうひとつはサイト作りです。これは本当に我流だし、今はフリーのテンプレートを多少アレンジするくらいの力はあっても、効率よく回していくとか、有効な活用法を持っているかとか、そういう点においてはてんで素人です。それでもサイトを組むということは、誰でもできることではない(いや実はそうでもないような気もするが)ので、アルバイト先でもはじめは「サイトつくりは別料金です」と、言ってきました。
しかしある瞬間からどうしても誰かがしなければいけないタイミングが訪れてつい、「じゃあしばらくやります!」と買って出てしまいました。
しばらくって・・・いつまで(笑)
書いたようにわたしの職場は非営利な部門がメインなので、わたしとしてもなにがなんでもお金をちゃんとちゃんともらわないといけないと思っていないし、わたしが納得する活動をしているなら、その活動に貢献するきもちですること自体はやぶさかではないのです。
なのでわたしは決意しました。
この仕事は極めて本当に職場には貢献しよう。だけどよそでは仕事としてちゃんとお金をいただけるところまで学びつくそうと。
わたしの生き方が未来をつくると信じたい
わたしはたぶん、あと十年で勤め人の道にゴールが来ると思います。体力的にも人より長く定年を超えて働けると思えないし、子どもたちも今現在持っている「将来の夢」を、現実にしているころかもしれません。
そうするとわたしはそのときからリタイヤするのか?
たぶんわたしは、単に勤め人ではなくなるだけで、なにかしらの仕事をしていると思います。今からそのときにできる仕事のスキルを身に着けたい。そしてそのスキルで生きられる人が増えることが、娘たちも含めた若い人たち、日本の未来のひとつの希望になるといいなと思っています。
おばあちゃんなのに動画を操り、おばあちゃんなのにサイトを作り、おばあちゃんなのに経営コンサルもできちゃうとか(笑)でね、ジェンダーギャップなんかそのころは乗り越えてて「おばあちゃんなのに」なんて偏見、ばかみたいね!って時代の一例になっているわけよ。
素敵でしょ?
それが今わたしがあがきながら笑いながらやっていることです。
自分の経験をもとに思いのまま書いていきたいと思います。 現在「人工股関節全置換手術を受けました」(無料)と 「ハーフムーン」(詩集・有料・全51編1000円)を書いています。リハビリ中につき体調がすぐれないときは無理しないでいこうと思います。