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起業とジェンダー

起業したいと思った理由のひとつは、ジェンダーギャップからの開放です。

具体的には収入格差。

実は職場の人事にちょっと変化があって、それはわたしが今のアルバイトをはじめてから何度かあったことです。

雇用機会均等法により、やる気のあるパートタイマーは正規社員に積極的に登用することを求められています。

ハートタイマーとは・・・一週間の所定労働時間が、通常の労働者(いわゆる正社員)より少しでも短い人を指します。一日の労働時間が短い人だけでなく、一日の労働時間は同じでも一週間の働く日数が少ない労働者もパートタイム労働法の対象となります。アルバイト、準社員、嘱託等名称は問いません。

この部分で、なかなか現実では企業の体力の問題で我慢が必要になっています。「あなたには能力がないからアルバイトの仕事しかさせられないよ」と言われているように感じてつらくなることがあるし、あなたは家の事情があるから正規雇用は負担に見える。といわれると法的なジェンダー平等の規定に微妙に触れることになります。

常にこういう矛盾と向き合っていくことがしんどくなって、もう起業したいなぁと、思い始めたのです。

参考
北海道労働局 雇用機会均等

しかし困ったことにわたしは一方で今のアルバイトに、愛情を感じています。ひとつには事業が人格なき社団のお仕事であること。つまりいわゆる非営利ジャンルがメインなのです。だから「お金がないんだよね」といわれると確かにそうだろうなという事情もわからないでもないのです。

当面は、お絵かきムービーをつくる仕事をしながら、アルバイトもしていくことになりそうです。

まさに副業時代の人です。これは自分のお絵かきムービーでも語っていますが。

もちろんどちらも全力投球ですよ。けっこうパワフルに何にでも向き合えるのは強みだと思っています。

しかし一方でわたしは「収入が足りなければ副業すればいいじゃない」という風潮や、政治がそちらを許容する法整備をして行くこと自体は実は反対です。やはり企業は労働者に対しての責任として「人として生きるに足りる賃金補償」をすべきです。そのうえで、副業をして自分のスキルアップをしたい、そのスキルで人を幸せにしたい。そういう人の副業は歓迎されることがいいと思いますけれどもね。

参考
ランスタッド

このテーマについては、また書きますね。


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峰里えり
自分の経験をもとに思いのまま書いていきたいと思います。 現在「人工股関節全置換手術を受けました」(無料)と 「ハーフムーン」(詩集・有料・全51編1000円)を書いています。リハビリ中につき体調がすぐれないときは無理しないでいこうと思います。