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何のための人生なのか


私は、毎日針と糸を持って刺繍をしています。
それはただ仕事のためではなく、純粋に「作ること」が大好きだからです。

minetteを通じて作品をお客様に届けるのは、もちろん喜んでいただけることが嬉しいのですが、何よりも自分が心から愛するものを作る楽しさが、私にとっての一番のモチベーションです。


私のものづくりのスタートは、20代後半の頃。
バッグのデザイナーとしてのキャリアを始めました。

最初は今のminetteのように、自分で手作りしてバッグを作っていました。
当時はまだブログもない時代で、自作のバッグを自分で作ったサイトにUPしたところ、ありがたいことに欲しいというリクエストをいただき、そこからブランドを立ち上げるまでに成長しました。

ブランドやってた時の写真



ブランドが成長するにつれて、私は次第に手作りから離れ、デザインだけに専念するようになりました。
たくさんの方々に支持され、ブランドは順調に拡大しましたが、5年ほど経った頃、私はふと自分に問いかけるようになりました。
「これで本当にいいのかな?私はものを作ることが好きだったんじゃないか?」と。
大きなブランドを運営しながらも、手作りしていた頃の「作る楽しさ」を少しずつ忘れていく自分に気づいたのです。

そんな思いが重なり、さらに安価な製品を大量生産する日本のブランドに盗作されたことなどもあり、次第に経営が厳しくなっていきました。ブランドを10年でやめる決断をしましたが、それが私にとっての新たなスタートラインになりました。



ブランドを閉じた後、私は「やっぱり作ることが好きなんだ」と強く感じました。
そして、自分自身で作る楽しさを再び味わいたいと思うようになり、製造業に就職しました。

そこで実感したのは、やはり「作る」という行為そのものが、私にとっての喜びであり、向いている道だということ。

ものづくりへの情熱が再燃し、私は再びウズウズし始めました。そうして、minetteを立ち上げることになったのです。


ミシンも大好きですが、何よりも針と糸を手にしてチクチク縫う時間が私にとっての至福のひとときです。
絵を描くのが苦手な私ですが、毎日、自分が作りたいデザインを描き、刺繍をし続けています。
それは何よりも「作ることが楽しい!」という気持ちが私を突き動かしているからです。

もちろん、お客様が喜んでくれることも大きなモチベーションのひとつですが、私にとって一番大切なのは、自分が本当に好きなことをしているという実感です。
最近見た映画で、こんな言葉がありました。「自分が愛するものが何かを知って、それを愛することを楽しむ」。
その言葉がとても心に響きました。
誰かのために何かをするのは素晴らしいことだけれど、まずは自分が愛するものをしっかり愛し尽くしてこそ、その喜びを他の人にも分け与えられるのではないかと思います。


だからこそ、私はこれからも、自分が本当に好きで、心から可愛いと思えるものだけを作り続けていこうと決めています。
minetteを通じて、私のこの想いが少しでも多くの方に伝わり、喜んでいただけることを願いながら、これからも毎日、楽しくものづくりを続けていきたいと思っています。


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