切抜(20231001)
20231001寸鉄(選)~
幾百年の後までもゆるぎない善は大善―牧口先生。広宣流布こそ万年の偉業
名字の言 “青年にできるだけのことをしてやってくれ”2023年10月1日
戸田城聖先生が愛読した作家の一人に、山本周五郎がいる。周五郎は小学校卒業後、丁稚奉公に出た。奉公先は「山本周五郎質店」。店主の名前がペンネームの由来ともいわれる▼周五郎は働きながら学んだ。文学に関心があった店主も、競うように読書に励んだ。周五郎の文才に期待し、奉公を終えてからも応援を続けた▼店主は折々に語った。「おまえが一人前の物書きになれたら、そのときは、だれでもいいおまえの前にあらわれた好青年に、出来るだけのことをしてやってくれ。それが本当の人間の財産というものだ」(『人間 山本周五郎』小峯書店)。この言葉を、周五郎は終生忘れなかった▼「恩送り」という言葉がある。恩は「返す」ことも大事だが、若い自分が受けたように、次代の青年に「送る」ことに、さらに価値がある。戸田先生はかつて、東北ラジオ放送局のインタビューで、学会に青年が多いのは「哲学が深いからです」と答えた。そして、哲学を究めようとする青年と共に「私も、その道を歩んでいる」「“山を目指して一緒に歩こう”と言っているのです」と▼「青年と共に」「青年のために」こそ、より良き社会を育む精神の土台。三代の師匠が築いた、学会の誇るべき伝統でもある。(嶺)
20231001あす10・2「世界平和の日」(略)~
1960年(昭和35年)10月2日池田大作先生が世界広布への第一歩を踏み出して63周年。「世界が相手だ。君の本当の舞台は世界だよ」との亡き恩師の言葉を胸に、32歳の池田先生は、アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国9都市を歴訪。行く先々で、悲哀に沈む友に渾身の励ましを送り、希望の灯をともしていった。この24日間にわたる初の海外訪問で、〝世界平和の種〟はまかれた。
以来、63星霜―。この間に、池田先生は54カ国・地域を歴訪。先生の不惜身命の闘争と、それに連なる同志の師弟共戦によって、人類を結ぶ「地涌の連帯」は今や192カ国・地域に広がった。
広宣流布の拡大は、師と共に立ち上がる「一人」から始まるのが、永遠の方程式。
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