『ねないこだれだ』読書会 ありもしない行間を読み解く
こんにちは、みねるばです。
今日は、絵本『ねないこだれだ』読書会についてのツイートまとめです。
ツイートまとめ：『ねないこだれだ』読書会
普段、哲学書とか歴史書とか古典的小説みたいな、多少お固めの本で読書会をやっているのですが、一度、絵本の『ねないこだれだ』の読書会をやったことがあります。みんな専門が違うため、それぞれの分野から、ありもしない行間を深読みして脱線して行くという謎の会になりました。
— みねるば (@minerva_owl1) June 29, 2024
例えば、
「社会的に見て、なぜ子供の夜更かしが禁じられているのかを考えないと。もし自由でゆとりのある社会なら、子供の夜更かしは認められた。しかし、我々の社会の労働時間は長く、
— みねるば (@minerva_owl1) June 29, 2024
子育ての負担も重いため、夜更かしを許すことができない。そして、こうした怪物が生み出された。このおばけとは、我々の現代社会そのものだ」とか、
— みねるば (@minerva_owl1) June 29, 2024
「法学的に見て、このおばけはある象徴を帯びている。かつて、人間は王や権力者に脅えて暮らしていた。刑法は無く、王の一存で民は気ままに投獄されたり処刑され、民はルールを知ることができなかった。なので、
— みねるば (@minerva_owl1) June 29, 2024
近代になって、刑法はきちんと書かれ、人々に知られることになった。これを罪刑法定主義という。そう、このおばけとは、罪刑法定主義の象徴であり、歩く近代刑法である」とか、
— みねるば (@minerva_owl1) June 29, 2024
「経済的に考えるならば、このおばけは資本主義の化身。子供の夜更かしによって、親の睡眠時間は減り、それが労働に支障をきたす。それは一家庭の領域でも、マクロな経済の領域でも、コストが増えることを意味する。それ故、
— みねるば (@minerva_owl1) June 29, 2024
経済的利益のために、恐怖によって力づくで子供を夜更かしさせない方法が考案された。このおばけは、経済界から強いバックアップを受けているに違いない」
— みねるば (@minerva_owl1) June 29, 2024
みたいなド派手な暴論が展開され、挿絵は10枚程度の薄い絵本なのにやたら議論が白熱し、3時間にも及ぶ狂気の読書会になりました。
— みねるば (@minerva_owl1) June 29, 2024
『ねないこだれだ』は本当に良い絵本なので、みんな強い思い入れがあるため、変な熱の入り方するんですよね。私も子供の頃によく読みました。
— みねるば (@minerva_owl1) June 29, 2024
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