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オジいサン

昨日の夜ふと「今日は誰ともしゃべってない気がする」って思った。

しゃべらなくなると声もでなくなるんじゃないかって不安になって、YouTube見ながら、やたらと独り言を言うようになった。

この前美容院へ行ったとき、美容師さんが「しゃべる職業の人は、歳をとっても声が高いらしいですよ」って言ってた。そういえば販売の仕事してた時は、声がもっと高かった気がする。

このまましゃべらない生活を続けてたら、そのうち声の出し方も忘れてしまうんじゃないかって思う。

そんなこと考えてたら、京極夏彦の「オジいサン」っていう本を思い出した。

一人暮らしのおじいさんの話だけど、お年寄りの一人暮らしって、こんなにも人と接触しないものなのかって、ちょっとびっくりした。

あまりの変化のなさに、読んでいくほどテンションが下がっていったけど、最後にめっちゃいい展開になって、あったかい気持ちで読み終えた。

家族がいなくて一人暮らしでも、近所の人との関わりがあったら十分幸せなんだなーってほっこりした。



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