愛着障害の4つの分類
和歌山大学の米澤好史先生
愛着障害の専門家です
米澤先生は
愛着障害の子どもたちを四つに分類しています
この分類が極めて分かりやすい
そして現場に即した分類だというふうに考えています
そもそも愛着障害は一般的には大きく二つに分類をすることができます
抑制型の愛着障害と脱抑制型の愛着障害です
抑制型愛着障害は
基本的に人との関わりを避けるというような形で現れます
現場で言えば場面かんもくや、かんもくの子供たちなどをイメージすると分かりやすいかと思います
(もちろんイメージの問題でかんもく=愛着障害ということではありません。この話はこの話で複雑です)
しかし、人との関わりを避ける現れ方 をイメージするにはわかりやすいかと思います
一方脱抑制型の愛着障害というのは
人との距離が極端に近く
その割には上手に関係を結ぶことができない
そのような状態を指します
米澤先生はこの脱抑制型の愛着障害をさらに二つに分類しています。
発達障害 つまり、
自閉的な傾向 やADHDが併存するCタイプ
そして発達障害は併存しないAタイプ
です。
一方育成型の愛着障害の子供は B タイプ に分類されます。
愛情をためる、愛情の器が全くないので
人との関わりにより、信頼性がたまっていたかない
そのような関係の構築が極めて困難なお子さんです。
Bタイプのお子さんは、
かなり長い年月が必要となってくる
と米澤先生は、おっしゃっています。
このABC三つのタイプの他に
いわゆる関係性を作りやすく、
信頼関係も構築しやすいDタイプの子供がいる。
ABCD4つのタイプに分けて、アセスメントをして、対応方法もそれぞれ具体的にあるのが、米澤先生の愛情の器理論です。
では、具体的な対応方法とは、どうするのか?
また、次の機会に発信します。
米澤先生をお招きして学習会を行っています。
興味のある方は、
以下をご覧下さい