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Quilt環境構築備忘録【minecraft】

最近あたらしいmod loaderが開発されているようだ。市場が寡占されていると開発が滞ってしまうのでmodderとしてはどんどん開発されていってほしい。
さて、タイトルにもあるように新しいmod loaderであるquiltの環境構築をしようと思う。ただし現在quiltはβ版であり、バージョンが進むにつれて変更される点があるかもしれない。私が気づけば随時更新していく予定ではあるが、すべてを把握はできないので悪しからず。

Quiltの導入

いたってシンプルである。fabricと同じような方法でinstallすることができるし、なんならUIは双方凝っていないため似かよっているのでfabricのinstallに慣れてる人はなにも見ずとも可能であるように思う。

installerのdownload

以下のquiltMCの公式サイトから自身にあったinstallerをdownloadする。

QuiltMC | Install

私の場合デフォルトのlauncherを使っているためdirection installationからclientを選択した。現在のところサードパーティー製の有名処であるmultiMCやmod導入に特化したと謳っているATlauncher、prism launcherにtechnicにインストールすることができるとのことである。いずれの場合もその詳細の導入方法は記載されているのでそちらを参照すればinstallができるだろう。

そうしたら、universal(.jar)もしくはwindows(.exe)のどちらかをクリックすることでdownloadができる。windowsの場合はどちらでも可能だが、macOSもしくはlinuxの場合はuniversalのみしか使うことができない。javaがinstallされていることを確認してそちらを選択しよう。今回はuniversalのほうを基準とするが、UIはどちらでも同じはずである。

英語でinstallの仕方も書いてある。

install

そうしたらdownloadしたファイルを起動する。fabric installerを起動したことがある人は見たことがあるGUIがでてくるだろう。

quilt installer
fabric installer

ここまできたらあとはminecraftのversionとloaderのversionを選択してインストールをクリックすれば終わりである。loaderのversionはなにもなければ最新を選ぶべきである。

successfully installedと表示されれば成功である。デフォルトのlauncherであれば起動してインスタンスが作成されているはずである。

インスタンスの変更

quiltに限らず、modをinstallするときやversionを変えるときはインスタンスとディレクトリを変更することを強くお勧めする
というのも、特にmodはあくまで非公式であるからいわゆる自己責任がついてくる。なにも対策を講じずワールドを読み込み、案の定ワールドが破損してしまっては台無しである。それだけではなく、違うversionのワールドを共存させると、誤って読み込んでしまう可能性が大いにある。見やすさも含めて、ディレクトリは変更するべきである。

では変更する。とはいえ簡単なので誰でもできるだろう。

まずデスクトップなどPC内の好きなところにフォルダを生成する。

このフォルダにワールドやリソースパック、modが入ることになるのでアクセスしやすい場所にするのはもちろん、乱雑に置くのではなく階層立てて置くことが重要である。

そうしたらエクスプローラでそのフォルダを開き、パスをコピーする。
画像でいうと、上のRoming>minecraft>previous>quilt>1.16.5というところである。ここをクリックし、ctrl+Cでコピーができる。

このファイルパスは各々変わってくる。

次にlauncherの上から起動構成を選択。さきほど追加されたquiltのインスタンスでホバーし、右側の三点リーダーをクリック、編集を選択する。

ゲームディレクトリの入力部をクリックし、ペーストする。ほかに変えたい部分があれば都度変更する。

そして保存すればディレクトリの変更は終了である。一度このインスタンスでプレイを押し、正常に起動できているか、指定したディレクトリにフォルダが生成されているかを確認しよう。

modの導入

mod loaderがquiltということは、当たり前だがquiltに対応したmodを使わなければならない。
modrinthcurseforgeにはquilt用のタグがあるので検索しやすくなっている。とはいえそれでもquiltが新参者なだけあってfabricやforgeに比べて数が少ない。しかしquiltはほぼすべてのfabric modを技術的にサポートしているためfabricにのみ対応していると記載されていても実際にはquiltでも動くことが往々にしてある。実際私が以前から使用していたmodでは170種類のうち1つを除いてすべてを正常に読み込むことができた。できればquilt対応と作者が言っているものを使うべきではあるが、それがないものはfabric用で代用するのがいいだろう。

forgeとの互換性は全くないので注意しよう。

modの導入も簡単である。今まで同様、ダウンロードしてきたmodをmodsフォルダに入れるだけである。
APIはfabric apiではなくquilted apiである。
ただしバージョンには注意が必要である。というのもquiltはインストーラーでこそ1.17以前のバージョンを選択できるが、実際には公式にサポートされているのは1.18~である。インストール、導入自体はできるが、fabricのfabric APIの立ち位置にいるquilted apiが1.18以降なのでこれに従いバージョンが制限される。そのため私は1.19の移行のみに留まった。

なぜquiltなのか

fabricとの互換性があるのなら移行する必要がないと思う人もいるだろう。私は移行して備忘録もかいておいてなんだが、それでもいいと思っている。というのも大きく変わったところは私たち消費者には目に見えないところであるからだ。開発者はより多くのmod loaderに触れるためにも導入するという人がいるだろうが、消費者は必要に駆られない限り移行する必要はないだろう。ではなぜ移行したのか。私がたんに物好きだからというだけである。

quiltの優位性

しかしquiltにも優位性がないわけではない。たとえばこれはfabricとquiltでほかにmodを入れてない状態でのfpsの比較である。この値は環境によって大きく変わるが、同じスペック、同じ設定であれば比較することも可能であろう。

quilt 協力:ふじゃ
fabric 協力:ふじゃ

見ての通り、15%ほどfpsが上回っていることがわかる。それだけではあるが、まあ減少しているわけではないのだから移行しない理由にはならないだろう。
今のところこれだけしか目立った優位性はわからなかったが、今後新しく発見されるかもしれない。

あとがき

完全な移行は一か月程度使ってみてなにもなければということになりそうだが、現状fabricから悪化した点は見当たらないためこのままquiltに移行する予定である。とうぜん新しいmod loaderがでたら試す予定であるし、余裕があったら環境構築備忘録も書こうと思う。

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