喜んで喜ばれる世界へ 〜西表島・石垣島の旅〜 ③
2023.5.17
朝の8時30分石垣港発→西表島上原港のフェリーに乗る予定が起きたの8時前…。
この日から2日間、友人の三木ちゃんが嫁いだ大浜農園にウーフーとしてお世話になる予定だった。午前中には西表島に着きたい! この時間の船に乗る! と伝えていたというのに…。
間に合わない…と思ったけれど、私の為に時間を作ってくれてる三木ちゃんの時間を無駄にしてはいけない!と思い、ダッシュで準備と片付けして、8時20分に宿を出て走って港へ! こっち行けば近道じゃないかな? と思って走った道がまったく違っていて、8時30分に私は港ではなく図書館の前に居ました…。
フェリーに乗り遅れた私は、ひとまず時間を潰そうと歩いた。図書館は10時からかと思って歩くと公園が。
何か記念碑がいっぱいの公園だなと思って見たら、ハッとした。
全部の記念碑を見た上で、これは歌わねばならないと思ってギターを出した。
弾痕が残る壁を見ながら歌った。
平和や幸せを願う讃歌をひと通り歌った後に、せっかくだから記念に動画に残そうとしたら、何かうまくいかない。チューニングもイマイチだし、歌い慣れてる歌も間違える。
ただ歌を捧げる祈りのように歌った時と
動画に残そうとした時
の心持ちが違ったのかも知れない。動画に撮る時にこの記念碑の崇高な想いを利用してるエゴみたいかところがあったのかも知れない。
特にこういう場所の地盤は強いから、邪な気持ちではうまくいかなくなるんだろうなと思った。
少し雨がぱらついてきたので本降りになる前にフェリー乗り場に行こうと公園を後にした。石垣市役所の売店でジューシーおにぎりを買って、フェリー乗り場でのんびり食べた。
ぼんやり過ごしているとあっという間に11時30分石垣発→西表島上原港のフェリーの時間に。
石垣島から40分ほどで西表島に到着! 三木ちゃんが息子さんのせいわくんと一緒に迎えに来てくれた。
三木ちゃんが里帰り出産で関西に来ている時に、お腹の中にいるそうわくんにも、この世に生まれ出たそうわくんにも会った。そうわくんは私にとって印象深い子で、私が自分の歌を生み出すレッスンを受けていた時にレッスンについて来てもらった三木ちゃんのお腹に居て、そして生まれ出た日が私の誕生日と一緒になるという不思議な縁を感じている。今回の旅の目的のひとつに、そうわくんの一歳のお誕生日を祝して歌をプレゼントしたい!と思っていた。
西表島に着いて、ひとまずは農園に行こうと三木ちゃんの運転で西表島西部の町を走る。数年前に来た時よりも、オシャレなお店が増えていた。スーパー八重で軽食を買って一路大浜農園へ。
農園を営むシゲさんにご挨拶をして、軽食を少し食べてから、さっそく農作業へ。
昼もすぎていたし、のんびりやろうと、空芯菜の苗植えをさせていただいた。
言葉で苗植えと書くと一言で済むんだが、実際の苗植えはキツい。腰が痛くなる。シゲさんと和やかにお話ししながらなので楽しいのだけど腰が痛かった。その後、植えた空芯菜に水やりをし、鶏小屋で取れた卵を洗うなどの作業をした。
作業は16時で終わり、自由時間に。ひとまずシャワーを浴びて部屋でのんびりしていたら三木ちゃんがお子様ふたりを連れて遊びにに来てくれた。
最初は鳥笛を使って遊んだりしていたが、お祝いの歌を歌うなら今しかない!とギターを出して歌うことにした。子どもたちは遊び回っているけど、私がやりたいから気にせずに!と言って歌っていたら、子どもたちが突然聴いてくれた。
お腹の中で聴いていた歌をうたったら反応してくれた。聴いてもらえて嬉しかった。この旅のひとつの目的を達成した。
遊んでいる間にシゲさんと約束した夕ご飯作りの時間になりシゲさんとご飯を作って、三木ちゃんファミリーも一緒に夕食を囲んで西表島1日目の夜がふけていきました。
最初に説明するのを忘れてましたが、ウーフーというのは農作業の手伝いをする代わりに住む場所と食べるものを提供してもらえる制度のことです。お給金は発生しませんが農業が学べて生きることに困りません。
シゲさんは東日本大震災後にウーフーの制度をとることにしたら、東北地方に住んでいた外国人がまず避難の為にやってきたといいます。外国人が多かったけれど、2020年以降は日本人も増えているとのこと。私は今回特別に2日間だけお世話になりましたが、基本的には2週間以上の長期間の方が対象です。ウーフーは突然行ってできる訳ではなく、まずはこちらのHPの詳細をご確認ください。
話の中盤に歌が生まれた日について書いてますが、私にとってはドラマチックな忘れられない日でその時のこともnoteに書いてます。ご興味ある方はどうぞ!
サポートほしいです! よろしくお願いします! お金をもらう為に書いている訳じゃないし、私の好きや感動に忠実に文章を書いていますが、やっぱりサポートしてもらえると嬉しいし、文章を書く励みになります。 もっと喜んで文章や歌にエネルギーを注いでいけますように。