中国の音楽市場について④中国でも知られている日本の名曲について

おはようございます、かわはら社長です。

今回は中国でも知られている日本の名曲について書いてみたいと思います。

2回連続で「日本の音楽は人気がない」と言ってしまったのですが、曲単位で言えば知名度のある曲はたくさんあります。

例を挙げれば下記でしょうか。

・昴
・秋桜
・ラブストーリーは突然に
・ペガサス幻想
・長い間
・雪の華
・いつも何度でも
・ひまわりの約束
・前前前世
・PLANET

※14億人×世代差×地域差になるので、全員が知っているわけではありません。
 
有名になった理由をざっくり分けると下記でしょうか。

①コンテンツと共に楽曲も人気になるパターン

現在は放送されていませんが昔は中国のテレビで日本のドラマやアニメを多く放送していました。例えば「赤い疑惑」「東京ラブストーリー」など各世代に響くヒットコンテンツの主題歌はその世代の人たちには刺さっている印象です。

また世代を問わずに強いのがジブリ作品でしょうか。日本に全く興味ない中国人の友人が日本人の音楽家の私に気を遣っていつも言ってくれる言葉は「久石譲、いいよねぇ」でしたから(笑)

中国に住んでいた時に自分の周りで一番人気のある日本の歌手は手嶌葵さんだったなという印象があります。手嶌葵さんが人気なのは中国のメインストリームの楽曲と共通項が多いことも理由ではあるのですが、これは近いうちに書いてみたいと思います。

近年だとやはり中国でも100億円の興行収入を突破した「ドラえもん」「君の名は」などでしょうか。

②有名アーティストにカバーされて人気になるパターン

これは非常にわかりやすい例ですが、現地のトップアーティストにカバーされる例です。日本でも荻野目洋子やWinkなどカバーで火が付いた洋楽も少なくないですよね。ちなみにWinkだとショーコ派です。

上記だと「長い間」(Kiroro)、「雪の華」(中島美嘉)、などでしょうか。

ちなみにKiroroよりも花*花派です。

③ネットから火がついて人気になるパターン

これは近年の例ですが、PLANET(ラムジ)や布団の中から出たくない(打首獄門同好会)などヒットしています。

中国のネット=SNSなのですが、抖音=Tik Tokや快手などショート動画アプリの影響が非常に大きいです。Tik Tokが中国のアプリって知らない人も多いかもしれないのですが、北京のByteDanceという会社のアプリです。

「PLANET」はまさにメロディーが中国でヒットしそうなメロディー、それも「日本人が書いたメロディーで中国でヒットしそうなもの」にドンピシャなんですよね。この中国で刺さるメロディーにはある程度法則があります。

「布団の中から出たくない」は映像と歌詞が中国で「かわいい」「おもしろい」と好意的に受け止められネットでバズった印象です。(世界的にこの発想の歌詞は珍しいと思います)

他にもたくさんあるのですが、中国で人気のある日本の楽曲でした。

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