見出し画像

自分がないと悩むあなたへ【私とは何か「個人」から「分人」へ】

こんばんは、みねです☺︎

先日教えてもらった本を読了したのですが、
「本当の自分ってなんだろう」と悩む方にぴったりな内容でした!

「分人」は、家族や友人・同僚など接する人の数だけ人格があり、その複数の人格により人は形成されているという考え方です。

接する人により自分の性格のブレは気になっていたのですが、「核となる本当の自分」がいると考えていました。

しかし、分人はその「核となる本当の自分」はいないという思想です。
これには驚きました…!
では、自分と対話するときのわたしは、一体誰なのか?

筆者の解釈は、これもまたひとつの分人
頭の中で思考を巡らせるとき、家族や友人との会話に出る自分が、入れ替わり立ち替わりで出てくるようです。

たしかにそうかもしれません。
自分が大事にする価値観は、対人や状況に応じて微妙に変化するものです。「絶対に譲れない」と思うときもあれば「そういう考え方もあるよね」と柔軟に受け入れることもあります。

図解にしてみようかと思いましたが、
まさかの公式YouTubeで解説されていて、とってもわかりやすかったので興味がある方はご視聴ください!

出版は2012年と少し古い本ですが、かなり斬新で新しい発想だと思いました…!
小説家の方が出版されていて、ご本人のエピソードを交えながら「分人」を紐解いているため非常に読みやすいです。

こちらの本の中で、感銘を受けた一文がありました。

自傷行為は自己そのものを殺したいわけではない。ただ、「自己像」を殺そうとしているのだと。
いまの自分では生き辛いから、そのイメージを否定して、違う自己像を獲得しようとしている。
つまり、死にたい願望ではなく、生きたいという願望の表れではないか。

出典:私とは何か「個人」から「文人」へ

生きたいという願望。
心の奥底からの魂の叫びなのかもしれません。

鋭く、優しく、ハッとさせてくれる解釈。
やはり、頭のいい方の言葉ってすごく魅力的です。

苦しんでいる方に届いてほしい言葉だな

最後まで読んでいただきありがとうございました☺︎

いいなと思ったら応援しよう!