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今年もやってまいりました

今年もやって参りました、書展の季節。
毎年5月のゴールデンウィークあたりから7月下旬までみっちりと書き、出展するこの季節。家中のへりというへりに書いたものを吊るし、選び、落とし、の日々。

一年の中でもこの時期が一番書くので、首・肩がバキバキになりやすく、今はまだ6月ちょっとなのでまだまだこれからっていう感じだけど、終盤にかけて2日に1回くらい鍼を打ってもらわないと書けないくらいになってゆく。

毎年そうなのに、毎年書き始めは体の痛みに自分でびっくりして、鍼灸師さんに「年かも。書いてるだけなのに体が痛いです」と言っては「去年も同じこと言ってました。時期もほとんど同じですよ、カルテ見ます?」と言われて年じゃないのか、とほっとする。

今年は顔真卿でいくわヨ

今年は顔真卿(がんしんけい)。有名な祭姪文稿(さいてつぶんこう)ではなく、自書告身(じしょこくしん)。

自書告身までに色々迷ったけど、最終的に「体に合ってると思うよ」という先生の一言で決定。去年も、そのまた去年もそうだった。何を書くにせよ、最終的には誰かのひと押し…いや、誰かじゃないな、先生のひと押しがないと決まらない。決められない。

でもさ、毎年思うんだけどさ「体に合ってる」なんてさ、すごく抽象的じゃない?

「体に合ってる」を言い換えれば「向き不向き」みたいなもので、私的には「向き不向き」と「書く量」だったら最終的に勝つのは「書く量」なんじゃないかなって思うけど、でも、こういう書展のとき(=ある程度みんなが本気で書くとき)MAXで書ける量って人によって何百枚も差が生まれるものじゃないから、最後に勝機を分けるのは「体に合ってる」方だったりするのかな。

こんなことを毎年思いながら、結局答えが出ないまま、書いています。

頑張るぞ〜い、ボルゾイ イェイ!

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