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拝啓 新型コロナウイルス様

この記事は炎上するかもしれない。嫌な気持ちになる人もいるかもしれない。決して新型コロナウイルスに喜んでいる記事ではございません。


まずは、新型コロナウイルス感染により、亡くなられた方、またご親族の方に心よりお悔やみ申し上げます。また、現在感染されている方、1日も早くご全快されますよう心よりお祈り申し上げます。


僕も子供のころから大好きだった志村けんさんの訃報に涙しました。仕事でも飲食店を経営していますので明日の営業もどうなるか不安な日々が続いている中でこの記事を書くのはどうかと思いましたが、持ち前のポジティブシンキングで少し前向きとらえようと思い書くことにしました。



では何を言いたいかですよね。


この憎い新型コロナウイルスに奪われたものが沢山あります。けど与えられたことも少なからずあります。


それが、

・色々なことを考えさせられる時間

・働き方を変えさせられるきっかけ

この2つを与えられたと思います。


これはここ数年ずっと悩んでいた事ですし、どうにかしないといけないと悩んでいたことでもあります。

考える時間がなかったわけではないのですが、少なからず現状に満足していたというか甘えていた自分がいました。

仕事の事、家族の事、将来の事、考えなくてはならないことが沢山あるのに現状の業務等を言い訳にして考えないようにしていた部分が沢山あります。それは、経営者として、旦那として、パパとしてまだまだ甘い部分なのですが・・・

毎年、歓送迎会で忙しいこの時期にこんなに時間を弄ぶ機会が来るとは思ってもいなかった。そして、考えざるを得ない状況に持っていかれた。

世界中の国々や各都道府県でも考えさせられることが沢山でたのではないかと思います。それぞれのトップが真剣に考えている最中だと思います。

その考える時間を与えてくれたことはまた今度記事にするとして、今回は働き方を変えさせられたという部分について更新します。



今の日本は「働き方改革」や「フリーランス」「副業」と働き方について様々な手法等が普及してきているのですが、実際のところはどうなんでしょう?


まだまだ残業に追われたり、休日出勤やサービス残業も当たり前の企業もあるのではないでしょうか。

人手不足だから仕方がない。仕事があるんだから仕方がない。上司に頼まれるから仕方がない。自分の会社だから仕方がない。

この「仕方がない」という言葉で片づけているだけで、本当は「仕方なくない」のではないでしょうか。

他の仕方もあるのに挑戦していないだけ、考えたくないだけで日々の業務をこなしているのではないでしょうか。



随分前のCMですが

「24時間戦えますか」

という流行語も取った言葉があります。まさに24時間働く時代だったのでしょう。

その言葉通り、今も時間を費やして働くことが正義という風潮がぬけていない企業や個人の方が多いのではないでしょうか。特に40代、50代の方はそのCMを見て育った年代で今の役職者の年代ですよね。

だから

「俺たちは昔はこんだけ働いていた」

「最近の若い者はゆるい」

とか言う口うるさい上司が誕生するのだろう。そんな考えが今でも通用するわけがない。むしろ、当時の働き方が異常なわけで、人間と言うものは働くために生まれてきたわけではないと思う。

かと言って何もせず過ごしていいわけではないけど。その辺はそれぞれの生き方で考えてもらえればいいと思う。


言いたいのは、働くために生きているのではないし、働くために飯食って、働くために寝てるんじゃないってこと。


ゆっくり、美味しいご飯を食べるために働くのであって、その時間とお金を確保する働き方をするべきだと思う。

自分の必要な睡眠時間を確保するための働き方をするべきだと思う。

「仕事が忙しくて寝てない」「仕事が忙しくてご飯を食べる時間もない」とか言う人がいる。さらにはそれが凄いことのように自慢すらしてくる人もいる。

早く仕事ができるように能力を上げる。早く仕事が終わるように効率をあげる。そんなことを考えながら仕事するべきなんじゃないかな?


話を飲食店に戻すが、朝から仕込みや業務をこなし、夜中まで営業し帰宅。次の日に備えてご飯を簡単に済ませてすぐに寝る。これは決して正しい働き方だと思わない。

新型コロナウイルス感染拡大で自粛が促され、営業時間の縮小やデリバリーを始めた飲食店も沢山あるのではないか?今はそれでも経営していけないかもしれないが、本当にコロナウイルスが終息したとき、営業時間の縮小したままデリバリーも継続して経営できるようになっていたら凄い明るい未来に見えないだろうか?

営業時間は短くていいし、デリバリーが中心なら客席もそんなに確保しなくてもいい。経費削減は間違いないだろう。

さらに、デリバリーをするってことは家族で過ごす時間が増える人もいるわけだから幸せな家族も増えるのではないか?


僕はお客さんの喜んだ顔が見たいからデリバリー一本に絞ることはないが、デリバリーだけの店がもっと増えてもいいと思う。


他の業種だってリモートワークやテレワークで働き方がものすごく変わる未来が見えたんじゃないだろうか。


少しでも多くの人が今の能力やサービス、賃金をさげることなく在宅勤務や労働時間の短縮に成功したら絶対幸せな家庭が増えると思う。


子供は親が家にいるって絶対嬉しいじゃん。(年頃の子は親がいないほうが嬉しいのかな)僕は親がいなかったからいてくれたらうれしかったと思うし、なにより家族との思い出が増えていたと思う。


そんな幸せな時間を僕の子供には与えたい。



飲食店で働く人たち。今は本当に苦しくてつらいと思う。けどほんの少しだけ前向きに考えて、働き方を見直すチャンスにしたらいいと思います。



うちも営業時間短縮したおかげで帰った時に子供が起きていたりします。子供に「おかえり~」って言ってもらえるのがどんなに幸せか。(まだうまくしゃべれないけど)

全然関係ないけど今日、長男1歳がはじめて「パパ~」て言ったんです。何回も!!

コロナウイルスがなかったらその成長のタイミングも見れなかったかもしれないって思ったら少しだけど気が楽になります。



まだまだ終わりの見えない状況が続きますが少しでも前を向けるようにと書いた記事でした。少しでも不快にさせてしまった方に心より謝罪いたします。申し訳ございません。

この感染が一刻も早く終息し、賑わいの溢れた世界に戻ることを願い締めさせて頂きます。



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野田峰一/毎日が始まり
1人で開業して、ずっと独身生活を送ってきたので全て1人でできると思っていました。しかし、従業員、嫁に支えられ、今では子供にも支えられている気がします。1人の力には限りがある。1人でも応援してくれる人がいればずっと頑張れるんだと自覚しました。よかったらサポートしてもらえませんか。