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【映画感想】パリタクシー⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

 2022フランス制作。日本では2023、4月公開。

 フランス、パリでタクシー運転手をしている無愛想な男、シャルル。
 この日もシャルルはイライラしていた。休みなく働いても稼ぎは少なく、家族で過ごす時間がとれないことに。
 そんなとき、仕事の依頼が入る。92歳のマダム、マドレーヌを、パリの反対側まで送ること。遠いから気乗りしなかったが、仕方なく引き受けた。
 マドレーヌはおしゃべり好きで、自分のこれまでの人生を話すが、それは想像をはるかに超える壮絶な人生だった。話を聞いてるうちに、無愛想なシャルルも次第に心を開いていって…。

 あんまり期待せずにいて結果がちょっといいと、素晴らしく良かったように思いますよね。それです。その効果、何か名前があるといいですね。

 シャルルとマドレーヌのタクシーの中での会話と、マドレーヌの回想シーンでできている映画です。
 92歳のきれいなマダムからは、想像できないような壮絶な人生が語られ、これは危険では? と思うくらい、運転しながら驚くと思います。

 この前私が乗ったタクシー運転手の方がとてもおしゃべりで、それはいいんですけど合間に質問してくるので、なんか言いたくないことまでしゃべってしまう自分がいやでした。夜中でしたので、こっちは緊張してるし怖いしなんですけど、そんなの気にせず、会話を成立させるのがすごく上手なんですよね。さすがでした。

 最後にマドレーヌが、自分の人生を振り返ってこう言います。
「全てが一瞬だった」
 こんなに色々あったのに!? 言ってみたいです。私もこんなふうに。
 そしてシャルルには
「カメラを手に旅に行きなさい」みたいなことを言います。
 写真っていいですよね。片付けしててふと見つけると、記憶があふれてきて。
 この映画も良かったです。よかったね、シャルル!

 そういえばこの前の夏休みの旅行、玄関にカメラ忘れまして、結局スマホで撮ったという。バカバカ私。
 私もカメラ持って旅に行きたいです。センスないけど。

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