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新東宝「福原彰」氏インタビュー
※ 2021年 3月の取材内容になります。
新東宝映画株式会社
製作•配給担当
部 長 福原 彰
■質問「今後の制作予定などはありますか?」
福原:「ないですねえ。予定がない、というか、現状作っても、劇場数が、まあ減っているんで、配給収入の部分でも、あとまた二次使用・三次使用の、あの、DVD販売とか、テレビ放送権といったものをひっくるめても、もう、回収できないです、製作費が。オークラさんなんかは、まだ自分のところの劇場がありますからね。その収入を含めてってことであれば、そこそこペイラインに持っていけるんでしょうけど、ウチなんかは自前の劇場もないんで、劇場さんに掛けて貰っていくらか戴く商売をやっていますので、ちょっとその、制作はできない状況になっちゃいましたね」
■質問「新東宝さんで一番のヒット作は?」
福原:「えっとですねえ…営業のベテランの方から聞いたところによると、一番(興行収入が)入ったのは、1990年だったかな?『馬と女と犬』っていう佐藤寿保(監督)さんの映画があるんですけど、これが一番入ったと聞いていますねえ」
■こちら(『馬と女と犬』)のDVD化とか配信とかはないのでしょうか?
福原:「えっとね、配信だと、DMMで観れるのかな? ちょっと今、うろ覚えなんですけど、配信ではDMMで観れると思います」
■質問「最後のフィルム作品は?」
福原:「最後のフィルム作品は、『淫行 見てはいけない妻の痴態(深町章監督)』っていう作品です。2010、1、2年…か、2010年の正月映画なので、作ったのは2010年ですね。まあビデオで撮影してフィルムに起こしてみたいなことはやってたんですけれども、それをやっていたのは2010年の『新・監禁逃亡 美姉妹・服従の掟』というのに始まって、キネコって言って、ビデオの映像をフィルムに焼き付けるというので九作品ぐらい作ってるんですよ。それがまあ最後ですねえ。純粋にフィルム撮りのフィルム上映というと、先ほど言った『淫行』っていう深町章さんの作品が最後です」
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