学習者として
2019/6/27木曜、
カフェゼミのサブゼミを行った。
前回は先生中心のものであったが、今回は全てゼミ生で全体を構成し、主催したものだった。ワークショップデザイナーの元木一喜さんをお招きし、秋葉原駅の近くにある 3331 Arts Chiyoda のスペースをお借りしてワークショップを行った。テーマは、「ABDで プレイフル・シンキングを読もう〜」私はこの機会に初めて、ABDというものを知った。なので今回の記事は、「ABD」と「ザブゼミ」この2つについてどう感じたかを話していきたいと思う。
ABDは、新しい本の読み方である。本来は本は黙々と一人で読むが、これはみんなで一冊の本を読むというもの。なかなか面白い発想!!詳しく説明すると、一冊の本を部分分けし、一人一人のパート決めた後読む。そしてみんなで自分のパートごとに要約を紙にまとめる。それを順に一体どのような内容だったのかを説明し、みんなでシェアする。これが全容だ。
一人ではできない本の読み方であるし、何より本がツールとなってみんなが集まるという斬新なアイデア!実際、主催するよりもこれを経験したいワクワク感の方が大きかった気がする。何故なら本を読むって自分の解釈によるものだし、それをみんなで共有するとしたら、一体どのようなものになるのかが未知だったから。
実際にやってみての感想は、実に楽しい!一人で本を読む体験とは違った面白さだった。春休みに事前にプレイフル・シンキングは読んでいたから内容は分かっていたけど、みんなの解釈の仕方が少しだけ違ったり、着目点が違ったり。あるいは、説明する時に具体例を用いた人は自分の過去の事例を挙げることもあったり。説明の仕方も一人一人違かった。一人で本を読むときは時間がかかるのにみんなで読むと二時間もかからないで終わった。効率的であり、みんなの意見をシェアできるABDに色々な可能性を感じた。自分で読むだけでは無く人に説明する力も必要。それってつまりは、わかりやすい説明をするためにもっと理解力高めなきゃいけないから筆者の考え方だったり、全体像をつかなければならない。これを小中学校の国語の授業に取り入れるなどしたら、もっと良い学習ができるのではないかと思った。今の授業のあり方は先生主体が当たり前であるから、この新しい読書方法を組み入れたら生徒主体の授業ができるかもしれない。相手の考えを聞く力、説明する力、本を読む力など、可能性無限かもしれないな、、、。また機会あれば是非行いたい。あるいはまた別の新たな読書方法を考えるのもアリかも。
カフェゼミのザブゼミに関しては、良いものができたと率直に思う。私が一番いいなと思ったのは、場の雰囲気かな。今回はいつもと違った場所で行なったから、いつもよりスペースが狭かった。なぜだろう?狭いと人に話しやすくなった。広いスペースだと、一体感がないのかな?バラバラしたイメージで、孤立してる人がちらほら見かけた気がする。けど今回に関しては、そういう場面が少なかったように思える。場のレイアウトはやっぱり心地に関係してることがわかった。人数が関係してるかもしれないけど。
私は今回意識したのは学習者でもあるということ。場作りだけでは無くて、ABDを学習するものとしても参加した。その意識あってか参加者と主催者の境目が無かったように思う。前までは、主催者側がおもてなしをしすぎた気がする。例えば、過度に敬語やお辞儀をしたりなど。だけど最初のアイスブレイクから良い雰囲気を掴めたと思う。ただ、はじまりの段階でまだ自然な挨拶ができてるかと言われたらそうではないけど、徐々に良くなってきてるんじゃないかな。今回主催者であり、参加者であり、学習者としてのワークショップができた。今後に生かしたい。