無意識を意識化して、失敗してしまうパターンを書き換える
今日は「無意識を意識に上げる」をテーマに書きます。
無意識を意識に上げることで、それまでに身についた悪い習慣を書き換えることができます。たとえば、パスの乱れが挙げられます。
試合中に焦ってしまい、その心理状態でパスを出すことで、その精度が下がり、相手にインターセプトされてしまいます。そのまま相手のカウンターを受けて、最悪失点につながってしまうケースもあります。
シュートの焦りもあります。絶好のチャンスの際に、焦ってしまうとシュートの精度が落ちてしまいます。強く吹かしてしまい、ボールがバーよりもはるか高く浮いてしまった経験はあなたにもあるでしょう。
これらの癖は無意識がもたらします。しかし、先日ご紹介したとおり、人の心はコンピューターに似たところがあり、癖もその情報処理によってもたらされたものです。
情報処理なので、プログラミングの比喩を用います。コンピューターのプログラミングとは、特定の問題を解決するために書かれたコードや指示の集まりです。プログラムが効率的に動作するためには、適切なコードが必要です。
しかし、不適切なコードが書かれていると、パフォーマンスが低下し、望ましい結果が得られません。同様に、人間の無意識も特定のプログラムに従って動作しています。つまり、悪い習慣や癖は不適切なプログラムによるものであり、これを修正することでパフォーマンスを向上させることができるのです。
ポイントは、情報ゆえに書き換えが可能ということ。すでに身についてしまった無意識の悪い癖も、プログラムなので書き換えることが可能です。
話をサッカーに戻せば、パスやシュートの練習の際に「今、右足を振り出した、次に左。ここでインステップで蹴り、足を振り抜く」といった具合に、正しい動きを意識しながら、動作を心の中で声に出してみることです。こうすることで、いつもは無意識に行っていることが意識に上がります。
意識に上がれば、自分の意図した動きがしやすくなり、パスやシュートの精度も格段に向上するでしょう。
日常生活でよく使うスマホのアプリも定期的にアップデートされます。古いバージョンには不具合や使いづらさがあるかもしれませんが、新しいバージョンにアップデートすると、それらが修正され、使いやすくなります。同様に、意識的に動作を改善することで、より良いパフォーマンスが発揮できるようになります。
具体的な例
あなたがパスミスを繰り返してしまう原因が焦りからくるものである場合、まずはその原因を意識的に理解することが大切です。練習中に「今、リラックスしている、パスを出す前にもう一度確認」と自分に言い聞かせながら練習することで、意識的に正しい動作を取り入れることができます。
また、シュートの際に焦りが出る場合は、「落ち着いて、正確に狙う」と心の中で繰り返しながら練習を行うことで、無意識に働く焦りを克服することができます。
心理的アプローチ
心理的なアプローチも有効です。リラックス法や集中力を高めるトレーニングを行うことで、試合中の焦りを軽減することができます。
ビジュアライゼーション（イメージトレーニング）を活用して、成功する場面を繰り返しイメージすることで、自信を持ってプレーすることができるようになります。
継続的なフィードバック
継続的なフィードバックも重要です。練習後や試合後に自分のパフォーマンスを振り返り、何がうまくいったか、何が改善できるかを考えることで、意識的に動作を修正し続けることができます。チームメイトやコーチからのフィードバックも取り入れ、常に改善を意識することが大切です。
I'd like to write about "bringing the unconscious into consciousness."
By bringing the unconscious into consciousness, you can rewrite bad habits that you have acquired. For example, let's take passing errors. During a game, if you get flustered and make a pass in that state of mind, the accuracy of your pass will decrease, and the opponent might intercept it. This might lead to the worst-case scenario of conceding a goal from a counterattack.
There is also the issue of rushing shots. When you get a golden opportunity, if you get flustered, the accuracy of your shot will drop. You might hit the ball too hard, and it flies high over the bar. You may have had this experience yourself. In such situations, it can be difficult for the coach, teammates, and team staff to recognize your talent.
The unconscious brings about these bad habits. However, as I introduced the other day, the human mind is similar to a computer, and habits are also formed through information processing.
Since it's about information processing, we can use the programming analogy. Programming a computer involves writing codes or instructions to solve a specific problem. For a program to run efficiently, the codes must be appropriate. If the codes are incorrect, the performance will decline, and desired results cannot be achieved. Similarly, human unconscious behaviour follows certain programs. Bad habits or behaviours are due to inappropriate programs, and improving performance involves rewriting these programs.
The key point is that because it's information, it can be rewritten. Already acquired bad habits in the unconscious can be rewritten because they are like programs.
Returning to football, when practising passing or shooting, consciously say to yourself, "Now, step with the right foot, then the left.