人間性はその時の気分で変わる
これまでのガタガタな人生を歩んだ中でわかったことがひとつ…
人間性なんてその時の気分次第で変わる!
ということ。
というのも、特定の人(基本母か私自身)をずっと観察していると、その人の人間性が気分によって変わるなと感じたのです。
以前にこころが定常でないことについて別記事で触れましたが、こころと人間性に関係があるとすれば、人間性も無常のものであると考えられます。
気分が良ければ人当たりも良くなり…
気分が悪いと他罰的になり…
気分が良ければ他人に優しくなり…
気分が悪いと大切な人まで傷つけてしまい…
皆さんも上機嫌な時は他人の失敗を「大丈夫だよ!」と受け流せるのに、ご機嫌ナナメだとちょっとしたミスでも「何しとんねん!# ゚Д゚) ゴルァ!!!」と怒ってしまうことはありませんか?
話が少し逸れますが、心理学に興味を持ち出した頃、私は「自分の安全が確保されて他人に対して気配りができるようになる」と感じるようになりました。
実際にカウンセラーの方と面談したり、母や友達の相談相手になったりした時に
「誰かの助けになるには、まずその人が安全な状態でなければならないな…」
と思いました。
その時は慣れない実験(とレポート)やら進路について悩むことが多く、こころが張り詰めた状態でした。
とても他人の困り事に気を向ける余裕が無かったのです(私って酷いヤツです…)。
つまり、自分の置かれた立場や周りの環境、体調や気分などに人間性は左右されるということです。
要は人なんてコロコロ変わって当たり前なんです!
極端な話ですが、人のこころなんて薬物ひとつであっさり変わってしまうものです。
強い向精神薬や覚せい剤で乱暴になったり、不足してるビタミンを補うと落ち着いたり…
だから
永遠に今のままでいようとしたり
他人に「ずっと今のままでいて!」と願ったり
するのは、ただ苦しくなるだけです。
逆に他人の言動が二転三転するたびに一喜一憂するのも疲れます。
ちょうど母の言動に疲れたとき「人間性ってその時の気分で変わるものなんだ…」と思うようになり、ふっとこころが軽くなりました(その後また家庭内で騒動があり、悲観的な状態に早変わりした私でした…)。
もちろん倫理や理性を蔑ろにする人間性は喜ばしいものとは言えませんが、他人や自分の人間性にあまり固執しないのがいいかと思います。