私がカート・コバーンに共感したワケ
皆さんはどんな曲を聴きますか?
私はやっぱり1991年に大ヒットしたNIRVANAの曲をよく聴きます!
中学3年の夏にSmells like teen spiritのプロモーションビデオを観て感動(?)したことを覚えてます。余談ですが、同時期にMTVライブのBreedを観て衝撃を受けたのも覚えてます…
刺激的なサウンドや意味深な歌詞も魅力的ですが、何よりフロントマンであるカート・コバーンのあまりに短く、そして色濃い生涯に一種の共感を覚えたのがNIRVANA狂信者になった大きな理由の一つです…
勝手な解釈ですが、カートの幼少期のと学校での友達関係が私とよく似ていたのです(熱烈なファンの方がいたらごめんなさい…)。
時期や詳細は異なりますが、彼も私も片親で育ち、またひとりぼっちな学校生活を送ってました。特に学校で友達が少ない理由が音楽性の違いだったことも強く共感しました。
田舎の公立中学ということもあり、変なヤツとしてハブられていた私にとって、彼は救世主のように思えました…
まるで、唯一の理解者に出会ったかのような…
でも彼は私が生まれる前にすでに亡くなっていました。私が見て理解した彼はネット上の情報にすぎなかった…
それがとても悲しくて、そしてまたより一層彼に近づきたいと思い、どんどんNIRVANAにのめり込んでいきました。
そして高校に入ってから、進学校ということもあり表向きは大学進学でしたが、心の底で知らず知らずのうちに破滅を渇望するようになりました。
勉強には力が入らず、投げやりな態度や発言が目立つようになったり…
今思えば、進路や家のゴタゴタなどいろんなストレスがのしかかってくるなかで、NIRVANA(もしくはカート自身)が唯一の心の拠り所だったのでしょう…
親や先生にいい子として認められるのにどこかうんざりしてたのでしょう。
本当の自分はこんなのじゃない!
もっと自由で自分らしくあるはずだ!
まわりの大人の言うことに従う奴隷じゃない!
とはいえ、どれほどのリスクを冒しても自分らしさを見つけることを躊躇い、どこか自分で敷いたレールの上を走り続けてしまいました。
そしてレールはなくなり、私は今人生を迷走してます。
大学院でフェードアウトしかけてる今でも、NIRVANAはまだ聴き続けています。
もうすぐ私はカートがヒットアルバムのNever mindをリリースした歳に追いつきます。そのうち彼が年下になってしまうでしょう…
どんなに頑張ってもカート自身になることはできない…
ここ最近、いろんなことをボーっと考えながらそのことを理解しました。それがわかってからか、趣味の一つだったギターに手をつけなくなりました。
もう必要ないのでしょうね。
私の心にいたカートは、やっと成仏したみたいです。
後半が私の心情をグダグタ書き連ねる形になってごめんなさい(タイトル詐欺だ…)。