わたしには何が必要か?
わたしには何が必要か?
セルフコンパッションの3回目のセッションでは、
子どもの頃のわたしに、
幸せを願う思いを向けるプラクティスをやった。
傷つきやすい子どもだったわたしが抱えていた
苦しさを思い出して、
今の大人のわたしも苦しくなる。
わたし、一生懸命がんばっているのに、
わかってもらえないなあとか、
何が良いことで、何が悪いことか
よく分かっていないのに
一方的に怒られるのは、悲しいなあとか。
子どもころには、
うまく言葉にできなかった感情を
大人のわたしは
言葉にして表してあげられる。
そして、必要だったのは、
よく頑張っているね、
良いことができるように一緒に考えてくれる態度。
セッション中、
それぞれに遊んで待っていてくれた
子どもたちは、
わたしが戻るとすぐに、
これ見て、と駆け寄ってくる。
まるで、小さい時の自分を見ているようだと感じ、
見ているよという気持ちをふたりに向ける。
子どもを持ってからずっと、
こういうことができなかったのだ。
これ見てと言われても、
興味がないから「ふうん」という態度だった。
それが、自分に必要だったものがわかると
それを子どもたちにも与えることができた。
自分が持っているものでないと
人に与えられないのかもしれない。
きっと、小さい時の自分が、
わたしの子どもたちにも
厳しくしていたんだと思う。
小さい時の自分が、
必要なものを受け取って満足したら、
きっとわたしの子どもたちにも
必要なものを与えてあげられる。