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自分に自信を持つ方法

みなさんこんにちは!
MiNDCAFE研究所のかんだです。
今回は、みなさんの悩みに向き合ってくれるマインドカフェの専門家、南條かほりさんにお話を伺ってみました。


南條さんのプロフィール

臨床心理士や公認心理師の資格も持っている、カウンセリング歴13年のベテランカウンセラー。子どもの不良行動や問題行動、子育ての相談、家族関係の問題など子どもから大人まで、幅広く受けてきました。マインドカフェでは、専門家コメントでも活躍されている専門家さんです。

インタビュー

🤝自分に合ったコミュニケーション方法を見つける

かんだ: 
MiNDCAFEのコミュニティーを拝見していると、自分に自信が持てないユーザーさんが多いように思います。南條先生はカウンセリングでどのようなアドバイスをしていますか?

南條先生:
自分に自信が持てない状態は、受け身になっていることが多いです。
そういう時は、少しずつ自分を出す経験を積み重ねることが重要です。生活の中の小さなできたは、自分への信頼になっていきます。それは、自分軸を作っていくことにも繋がるんですよ。
専門家コメントでも、他人の目が気になりすぎるいわゆる他人軸で生きている投稿があった時、やはり自分軸を大切にしてほしいというような思いでコメントをしています。

かんだ:
なるほど。「自分軸は大切なのはわかっても、主張すると自己中と思われるのではないか」という悩みを持つ来談者さんもいると思うのですが、どうすれば良いですか?

南條先生:
具体的な場面がイメージできるのならアサーショントレーニング(自分の意見を適切に伝えられるようにトレーニングする方法)を取り入れたり、カウンセラーと一緒に作戦を立てることも有効です。例えば、カウンセラーとのアサーショントレーニングで伝え方を練習し、自信を高め、実生活で役立つスキルを身に付けることもできます。

かんだ:
練習して自分に合ったコミュニケーション方法を探せると確かに自信を持って周りと関われますよね。心の余裕も少し生まれてきそうですね。

南條先生:
そうなんです。練習は大切です。実際に使いこなせるようになるまで少しずつチャレンジしていくことが必要です。
大きな変化ではなく、まずは日常生活のなかで取り入れやすいことから始めてみる。小さなステップから始めることで、来談者さんの負担も少なくなり、自分に合ったコミュニケーション方法も見つけやすくなります。

💝心がワクワクする選択を大切にする

かんだ:
また、自分に自信が持てない状態だと、どうしてもネガティブ思考になりやすいように思うのですが?

南條先生:
そうですね。自信が持てないと自然とネガティブ思考になってしまいます。自分の内側に向きやすくなったり、新しい考え方を取り入れにくい状態になりやすいですね。

かんだ:
なるほど、自分の枠から抜け出せないイメージですね。そんな時、特に考え方の癖から抜け出せない、なかなか選択肢が広がらない等、いわゆる頑固な状態になりやすいと思うのですが。
南條先生から凝り固まってしまった頑固な思考を柔らかくするアドバイスはありますか?

南條先生:
凝り固まっている思考は頭では分かっているけれど気持ちまでは追い付かない状態が多いですよね。自分の感情が置いてきぼりになっているような状態です。そんな時は、頭の答えではなく、気持ちや感情の答えを大切にしてほしいと思います。
まず、心の声を聴いてほしい。頭ではなく、自分がどうしたいのかよく聴いてほしいです。
 
かんだ:
よく「心の声を聴く」とカウンセリングでは言いますが、具体的にどういったアドバイスをされていますか?

南條先生:
例えば理性的な思考傾向の人は、心の声を聴くことができなくなっていることが多いです。
このタイプの人は、「どっちがいいか」を日常生活で考える習慣を身につけることから始めることをおすすめします。選択する時、理性や損得で選ぶのではなく、心がワクワクする方をチョイスすることが重要です。「Aを選んだらお得。だけど、Bの方が飲んでみたいな」と思ったらBを選ぶ。損得は頭で選んでいる状態。心がワクワクする方を選んでいくことが重要です。

かんだ:
心がワクワクする方から選ぶ!身近な方法から始められるんですね。

🌱成長する力の可能性

かんだ:
以前、カウンセラーさんからカウンセラーは与えるものばかりではなく、来談者さんから受け取るメッセージや学びが多いとお聞きしたことがあります。
南條先生は、来談者の方から何を感じていますか?

南條先生:
そうですね…カウンセリングに来る時、皆さん悩んでいて、打ちひしがれている状態のことが多いです。詳しく話を聞かせていただくと、傷つき、苦しんできた背景がよくわかります。
それを知ると来談者さんが今日まで頑張ってきたこと、生き延びてきたことに、尊敬の念が生まれてきます。頭が下がります。
それと同時に、カウンセリングを通して皆さんが成長されていくので人間の成長する力を来談者さんから感じています。カウンセリングの初めの頃の状態が落ち着いてきても、常に少しずつ前に進んでいるように思えるんです。

かんだ:
なるほど。カウンセリングは傷ついた状態を癒すだけでなく、来談者さんの成長する力を大切にしてくれるんですね。

南條先生:
そうですね。まずは疲弊している状態をケアし、少し元気になった段階で、来談者さんの成長する力を使って課題に一緒に向き合っていきます。
来談者さんと進めていくときは理解できるけどできないという理性と感情がバラバラ状態に陥らないように、寄り添う姿勢を大切にしながら「その人に合わせた方法」を探せるように気を付けています。

かんだ:
先ほど話していた凝り固まった思考にも「成長する力」は十分使えそうですね。

南條先生:
はい。成長する力を使って、可能性や視野を広げていくことができるので、凝り固まった状態を和らげることもできると思います。
来談者さんの持っている成長する力は、カウンセリングの効果も高めてくれるんです。素敵ですよね。

(取材:かんだ なおこ)

今回インタビューを受けて下さった南條さんのプロフィールはこちらをチェック!

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