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ご飯を食べればお友達。
デンマークの大学に来てまだ慣れないのは
教員との接し方。
基本的にデンマークでは
教員も生徒も関係なく、下の名前で呼び合う。
私も指導教員の方のことを
日常の会話では慣れないながら下の名前で
呼ばせてもらっているけど
メールの文面になると、カジュアルすぎる気がして
「Dear Prof. 〇〇」と書いていた。
これについてデンマーク人の大家さんと話していると
メールでも呼び捨てで良いよ〜
だってご飯を一緒に食べたことあるんでしょ?
そしたらもう大丈夫よ!と言われた。
初日にキャンパスを案内がてら
指導教員の方が学食のランチをご馳走してくれた。
その時は親しくなるための通過儀礼だとはつゆ知らず
普通に食べていたけれど…
ご飯を共にするって
関係性を築く上で重要な意味をもつんだな
と気付かされた。
とにかく、その他の教員にも同様に感じることは
皆とってもフランクで平等に接してくれる。
当たり前だけど、教授なんて皆すごい人たちで
私からすると畏れ多すぎるのだけれど
そんな雰囲気をまったく感じさせない。
思うに、「人として」のその人と
「肩書きとして」のその人が
誰かと接する上では切り離されているのではないか。
いくら自分がすごいことを成し遂げてきたとしても
「人そのものとして」の価値は私と対等。
肩書きも年齢も関係ない。
だから対等に接するのが当たり前でしょ?
と言われているような気がする。
そういう態度で接してくれると
まだ慣れないながら
ひとりの人として尊重されている気持ちになって
嬉しくなる。
呼び方をひとつとっても
考えさせられることが多く
文化の違いは面白いなあと、改めて感じた。