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ノン「おせっかい」文化。

デンマークに来ていつも感じるのは
「おせっかい」がないということ。

例えば、デンマーク人の大家さんとの会話
大家さん「週末フィールズ(巨大モール)に行くよ〜」
私「そうなんだ!いいね〜」
大家さん「そうそう〜」
・・・(会話の終わった雰囲気)
私「一緒に行っても良い…?」
大家さん「もちろん!」

その他にも同じようなシーンに
出会うことが多くあって
一緒に住んでいるけど
必要以上に干渉してくることなく
私から何かを提案したり、助けを求めたりすると
しっかりとそれに応えてくれる。

大学院でも。
ある授業では、一人ひとり論文の原稿を
持ち寄ってコメントし合う形式をとっている。

ただ私はまだ現時点で発表できるものが手元になく
担当の先生に相談すると
「発表するのは全然強制じゃないし、発表しない人もいるから大丈夫だよ。ただこの機会を使いたい人は使ってねという感じ」と言われた。

どの先生も基本的にこのスタンスで
何かをやるべきと強制されることはなく
やりたい人がやる、というように
あくまでも個人の意思が尊重される。

私はそんな距離感が心地良く感じると同時に
言わなくても誰かにやってもらえたり
やるべきと言われてやったりと
そんな「おせっかい」のぬるま湯に
浸かってきた結果
この国では自分から意思を表現しない限り
何も起こらないのか…
と怖さを感じることもある。

自分はどうしたいのか、自分自身に問うて
それをしっかりと表現できるように
日々修行あるのみだな〜と
今まさに格闘している。


Illustration by dekob2 from Ouch!

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